亜麻(あま)という植物の種子から採られた油が亜麻仁油(あまにゆ)です。亜麻の茎から採った繊維はリネンとしてハンカチやレースなどに、また帆布などにも使われてきましたが、加熱した油は油絵具や木製品・革製品の仕上げ剤にも使われています。
食用として使われる場合の油は、抗がん作用が高い食品群「デザイナーフーズ」の中でも、第2群に選定されているほど健康効果が高い食材として注目されています。今回はそんな亜麻仁油について紹介いたします。
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亜麻仁油に含まれる栄養成分
日本ではまだ一般的な認知度は高いとは言えない亜麻仁油ですが、栄養効果は非常に高く、ぜひとも積極的に摂っていきたい食材です。含まれる主な栄養素としては
- α-リノレン酸
- オレイン酸
- 食物繊維
- リグナン
- リノール酸
などがあります。オススメの食べ合わせとしては、アボカドと一緒に摂ることで血行促進の効果が期待できます。
腸を潤す効果効果があるので便通がスムーズになりますが、軟便になってしまうケースもありますので、その場合は摂取量を減らすようにしてください。
亜麻仁油の健康面での効能
生の亜麻仁油は、オメガ3系の脂肪酸や体内で女性ホルモン様成分に変わるリグナンというポリフェノールを多く含んでいます。このため、
- 動脈硬化の予防
- 骨粗鬆症の予防
などに効果が期待できます。
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亜麻の健康効果を活かす食べ方や一日の摂取量
アレルギー体質で炎症が起きやすい人は、1日に小さじ2〜大さじ1程度の亜麻仁油を摂ると良いでしょう。亜麻仁油は加熱すると参加して成分が変わってしまうので、生で食べるのがおすすめです。ドレッシングやマリネ液に加えたり、料理の仕上げに垂らすと簡単で旨味もアップします。
春先になると、肌の乾燥とかゆみがひどくて悩んでいたという50代の女性が、亜麻仁油を朝のジュースに大さじ1程度入れて毎日飲み続けたところ、1週間程度で、肌のかさつきが治まり潤いが戻ってきたという事例も報告されています。大人ニキビの改善や美肌効果も期特できます。
購入する際には、化学溶剤を使わずに圧搾したものを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は健康効果や老化防止効果が期待できる「亜麻仁油」について解説いたしました。海外では一般にもよく知られていますが、日本ではまだまだ認知度は低く、今後もっと広く認知され、注目されていくことになるであろう健康食材と言えるでしょう。サラダなどにひとかけするだけで簡単に栄養効果をアップさせることができますので、ぜひ毎日の食生活の中で亜麻仁油を気軽に摂り入れてみてはいかがでしょうか。
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