子供の予防接種

赤ちゃんや幼児は、抵抗力が弱いので、病気になると症状もひどく、苦しい思いをします。また、ときには命に関わるような病気になったり、重症で後遺症が残ったりということもあります。

そんな病気から赤ちゃんを守るためにつくられたのが予防接種です。

生後3か月を過ぎたころから、各自治体から予防接種の通知が送られてきます。これは国で定められた予防接種(集団接種)で、保健所などの決められた場所で、決まった時間に受けるものです。個人個人が指定の病院や保健所で受けるタイプ(個別接種または任意接種)もあります。

予防接種が決められている病気は、かかると重症になり、患者が出ると大流行しやすいものです。

感染する病気になるということは、自分の赤ちゃんばかりでなく、ほかの赤ちゃんや子どもたちにも影響するということです。

予防接種はかなりの種類があって、忙しいお母さんには結構な手間になりますが、赤ちゃんのためを考えて、おっくうがらずに受けておきたいものです。

スポンサードリンク

子供のおもな予防接種の種類と時期と費用

感染症の発生やまん延を防ぐ効果の高いものが予防接種です。予防接種法で接種を受ける年齢を定めている定期接種と、それ以外に希望する人が受けられる任意接種があります。定期接種は、年齢対象となっている場合は費用は原則無料です。ただし、制度は変更することがありますので、最新情報は保健所、医療機関で確認してください。

定期接種

Hibワクチン

細菌性髄膜炎・喉頭蓋炎の予防のために、生後2か月〜5歳未満で、接種年齢によって4〜8週間隔で1〜3回皮下注射します。3回目の接種後おおむね1年後に1回の追加接種を行います。

肺炎球菌13価結合型ワクチン

細菌性髄膜炎、肺炎などの予防のため、生後2か月〜7か月未満で、27日以上の間隔で3回皮下注射します。その後、生後12か月〜15か月に1回追加接種を行います。

四種混合ワクチン(DPT-IPV)

ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの予防のため、生後3か月〜90か月(7歳6か月)未満に4回皮下注射します。通常、20〜56日間隔で3回接種し、初回接種後12〜18か月後に追加接種を行います。

さらに四種混合ワクチンの第2期として、11歳〜13歳未満でDTワクチンを1回皮下注射します。通常、小学校5年生以上で行ないます。

BCG

結核の予防のため、1歳まで(通常、生後5か月~8か月)に1回、経皮接種します。

麻疹・風疹混合ワクチン(MF)

はしか(麻修)と風疹の予防のため、生後満1歳~2歳未満に1回皮下注射します。さらに2期として、5歳~7歳未満で、小学校就学前の1年間に1回接種します。

水痘ワクチン

水ぼうそう(水痘)の予防のため、生後12か月〜36か月未満に2回皮下注射します。2回目は1回目の接種から3か月以上経過後に接種します(通常は1歳~1歳半と2歳~2歳半にそれぞれ接種)。

日本脳炎ワクチン

日本脳炎の予防のため、生後6か月~90か月未満(7歳6か月)に3回皮下注射します。初回は6〜28日の間隔で2回、初回接種の約1年後に1回の追加接種を行います(初回は3歳~4歳未満、追加接種は4歳が標準的)。さらに9歳〜13歳未満に第2期として、1回接種します(通常は9歳)。

ヒトパピローマウイルスワクチン(HPV)

子宮頸がんの予防のため、13歳になる年度の女子に筋肉注射します。2価ワクチンは、1か月の間隔で2回接種、その後1回目から6か月おいて1回接種します。4価ワクチンは、2か月の間隔で2回接種、その後1回目から6か月おいて1回接種します。ただし2013年6月より、積極的な接種の勧奨は差し控えられています。

肺炎球菌ワクチン(23価)

高齢者の肺炎などの予防のため、未接種の人は65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる年度内、あるいは60歳~65歳未満で心臓や腎臓・呼吸器に障害のある人に1回皮下注射します。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎の予防のため、2016年10月より定期接種が開始されました。2016年4月以降に生まれた小児が対象で、組み換え沈降B型肝炎ワクチンを27日以上の間隔で2回、さらに初回接種から139日以上経過したところで1回接種します。つまり、生後2、3、7~8か月に3回の皮下接種が基本となります。ただし、母子感染防止事業としてB型肝炎ワクチンの接種を受けた小児は対象外となります。

スポンサードリンク

任意接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザの予防のため、希望者に、6か月~13歳未満では2週~4週間隔で毎年2回皮下注射します。13歳以上は1週~4週間隔で毎年1回または2回接種します。費用は3,000円〜3,500円程度が一般的です。

ロタウイルスワクチン

ロタウイルス胃腸炎の予防のため、1価では生後6週~24週までに2回、5価では生後6週~24週までに3回皮下注射します。初回接種は、生後14週6日までに行います。費用は1回9,000円〜15,000円程度。

おたふくかぜワクチン

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の予防のため、まだかかっていない1歳以上の希望者に1回皮下注射します。費用は一般的には6,000円程度です。

A型肝炎(HA)ワクチン

A型肝炎の予防のために、1歳以上で2週~4週間隔で2回皮下注射、24週間後に1回接種します。16歳以上の人に推奨されています。費用は一般的には8,000円程度です。

スポンサードリンク