ワキガかどうか確認するセルフチェック方法や対策や手術など
ワキから独特のニオイが発生するワキガ。医学的には病気ではありませんが、症状があまりにもひどいケースになると社会生活にも悪影響をもたらしかねません。そもそも厄介なのは、自身の体臭なので本人はなかなか自覚するのが難しいという点です。今回はワキガのセルフチェックの方法と対策について解説いたします。ぜひご参考ください。

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ワキガかどうか自分自身で確認する方法は?

脇の下や肛門の汗腺を「アポクリン汗腺」と言いますが、この汗腺の働きが活発な人がワキガ体質で、遺伝的なものと考えられています。日本人は黒人や欧米人に比べるとアポクリン汗腺が発達していない民族ですが、まれに遺伝的に発達のよい家系があるのです。

アラブ系やラテン系の民族などは、ほとんどの人がワキガ体質なので、ワキガが問題になることはありませんが、日本人では少ないために社会生活の中で特別視されてしまうのです。

ワキガは不潔から起こる現象ではないので、健康上は問題ありませんが、まずは自身がワキガかどうか心配な人は以下の点を確認してみましょう。あてはまる項目がある人は、ワキガの可能性が高いと考えられます。

ワキガチェックリスト

  • 白い服を着ていると、ワキの下が黄色くなってくる(アポクリン汗腺から出る汗は黄色みをおびているため)。
  • 耳垢がしっとりしている(アポクリン腺は耳にもあるので、耳垢がカサカサでなく、しっとりします)。
  • 両親のどちらかがワキガ体質である(ただし年齢が高くなるとアポクリン
    汗腺が萎縮してワキガは自然に治ってしまうので、わかりにくい場合もあります)。

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ワキガ対策あれこれ お手入れから手術治療まで

アポクリン汗腺から出る汗も、分泌されてすぐに臭うわけではありません。成分的にもエクリン腺(人間のほぼ全身の体表面に分布している汗腺)から出る汗と大差はなありません。ただし、タンパク質を含むのため粘り気があり、雑菌がつきやすい性質を持っています。汗が皮膚の角質などと混じって蒸れるとそこに雑菌が繁殖し、分解が進む過程で臭いを発するもとになるのです。つまり、汗で蒸れないように工夫することや、菌の繁殖を抑えることがワキガ対策の基本になります。

ワキガ対策

【角質を溜めない】
脇に角質を溜めない、つまり、垢を溜めないことです。特に強く洗う必要はなく、タオルと固形石けんで1日1回洗えば十分です。

【毛を処理する】
ワキ毛も菌の棲み家になります。毛を短く処理することが重要です。傷をつけないようにカミソリでやさしく刺りましょう。

【汗対策】
汗がこもるような化学繊維の衣類などは避けましょう。汗をかいて時間が経つと臭うので、汗を吸収するワキ用パッドをつけておいてお昼に取り替える、ウェットティッシュでこまめに脇の下を拭くなども一案です。

【殺菌する】
殺菌ソープや除菌スプレーなども販売されています。銀イオンや緑茶エキス配合のものなどが良いでしょう。ミョウバン水も昔からワキガの民間療法として使われています。

【過剰に制汗剤を使用しない】
様々な制汗剤が販売されていますが、そもそもワキガと多汗症は別物である上、汗を止めるということはほとんど不可能に近いことです。特にパウダー入りの制汗スプレーなどは、汗を吸ってだまになり、よけいに臭うことがあるので積極的に使用するのは逆効果になる場合もあります。

【ミョウバン水を使用する】
漬物用として売られている焼きミョウバンを使ってミョウバン水を作り、ワキガ対策に活用できます。作り方は、まずペットボトルに150mlの水道水を入れ、そこにミョウバン1g(約小さじ1/3)を入れて1〜2日置きます。ミョウバンが水に溶けたら完成です。汗やにおい予防のために脇や足に塗りましょう。皮膚が弱い人は、このミョウバン水をさらに10倍くらいに薄めたものから少しづつ使います。作ったものは約1ヶ月で使い切ります。析出するため冷蔵庫には入れないようにしてください。

その他のワキガ治療

ワキガは遺伝的なものであり、あまり気にする必要はありませんが、他者との関わりの中では深刻な問題になりがちで、悩んでいる人は多くいます。下記のような対策もありますので、検討してみるのも良いでしょう。

【電気脱毛】
ニードル脱毛とも呼ばれる、毛根を1本ずつ電気で焼いていく方法です。アポクリン汗腺は毛に付着しているので、脱毛の際に腺も焼けて、においが減ります。ただし、汗腺をすべて焼けるというものではないので、ニオイは3〜5割程度減ると考えましょう。

【手術】
汗腺を取り去る手術もあります。切開法の場合、効果は確実ですが傷痕が大きく残ります。吸引法は、皮膚の下に管を入れて汗腺を吸引する方法で、傷痕は小さいですが効果が下がります。吸引法を改良し、管の先に刃がついていて汗腺を皮膚の下で切除するような方法もあり、効果はよいのですが、時として多量の皮下出血などを起こすと、手術の痕がきれいに治らなくなるリスクがあります。

なお、ボツリヌス注射は多汗症の治療であり、ワキガに対する効果は確実ではありませんが、人によってワキガに有効なこともあるようです。

まとめ

今回はワキガ対策について解説いたしました。決して病気ではありませんが、周囲への影響を考えると、自分自身がワキガかどうかは気になるところです。もしも自分がワキガだとわかった際には今回紹介した対策がお役に立てば幸いです。

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