かぶに含まれる栄養成分や効能と抗がん作用を活かす食べ方

かぶは同じアブラナ科の根菜である大根と比べ、根の部分の甘みが強く生でも美味しく食べることができます。この一般的にカブの根と呼ばれている部分は厳密にいうと胚軸と呼ばれ、本当の根はその下にヒョロリとヒゲ状に伸びた部位になります。ダイコンとかぶは非常に成分も似ており、含有する栄養素などもほとんど変わりません。

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かぶに含まれる栄養成分

カブの成分と効用

栄養成分 はたらき
【根】イオウ化合物 がんの予防
【根】 インドール がんの予防
【葉】 β-カロテン がんの予防
【葉】 グルコシノレイト がんの予防
【葉】 カルシウム 骨を丈夫にする
【根・葉】食物繊維 がんの予防
便秘の予防・改善
 【根・葉】ビタミンC がんの予防

カブの葉50g中の主な栄養成分

※常用量=50gの栄養成分値

栄養成分 含有量
カロテン  2400μg(2.4mg)
ビタミンC 41mg
食物繊維 1.45g
カルシウム 125mg

抗がん成分のうち、イオウ化合物のイソチオシアナートやインドールは根にも含まれます。グルコシノレイトは葉にも含まれています。β-カロテンは葉に、ビタミンCは、葉・根ともに豊富に含まれます。また、根には大根と同じく、炭水化物消化酵素(アミラーゼ、ジアスターゼ)を含み、胃弱の人や胸やけしやすい人には最適です。なお、カブの葉、根とも、成分的にはダイコンと大根と大差はありません。

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かぶに含まれる栄養成分の効能

イソチオシアナート、インドール

発がん物質を抑制、または解毒する

カブはアブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜には、イオウ化合物 が多く含まれており、これががん予防に大きく役立つことが明らかにされています。その中でも、カブの辛味成分であ るイソチオシアナートは、発がん物質を抑制する作用があり、特に食道、肺、肝臓、大腸などのがん予防に効果が高いとされます。

また、アブラナ科の野菜には、インドールという成分も多く含まれています。この成分には、体内に入ってくるがん物質の毒性を失わせる効果があることがわかっています。さらにカブの葉には、発がん物質のアフラトキシン(カビの一種 で強い発がん性を持つ)を解毒すると考えられる、グルコシノレイトという成分が特に多いことが知られています。

β-カロテン、ビタミンC

カブの薬は抗酸化作用をもっている

一般にカブは自い根の部分だけを使って、葉を捨ててしまう人が多いのですが、もったいないことです。葉も栄養的にすぐれているだけでなく、がんを防ぐ成分も含まれているからです。 がんの発生には、細胞内のDNA(遺伝子)が関わっています。活性酸素によってこのDNAが傷害(酸化)されてしまうと、細胞がどんどんガン化して、その細胞や器官にがんが発生するのです。

カブの葉には、β-カロテンやビタミンCが豊富に含まれています。これらの成分には強い抗酸化作用があり、細胞の酸化を防いで、がんの発生と進行を予防する効果があります。

かぶの栄養成分や抗がん作用を活かす食べ方

根だけでなく葉もいっしょに食べよう

かぶを買うときは、葉の鮮度もしっかりチェックして選びましょう。

葉の部分は、アクが強いので、生のままでは食べられませんが、さっと軽く茹でて、塩でもんで漬物にすると、美味しく食べられます。ビタミンCは熱に弱いので、あまり茹ですぎないようにします。

根のほうは、火が通りやすく、味もしみ込みやすいので、最後に加えるのがコツです。イソチオシアナートやインドールなどの抗がん成分を損わないように、新鮮なうちに食べきるようにします。

葉はカルシウムも豊富

カブの葉は、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルも豊富です。カルシウムは、日本人に最も不足している栄養素なので、それを補うためにも、カブの葉は捨てずにぜひ利用してください。

味噌汁の青みに使ったり、煮びたしや葉そぼろ(さっと茹でてみじん切りにし、から炒りして好みの調味料で味をつける)にすると美味しいものです。

アブラナ科の野菜全般ががんに効く

カブと成分的に似ているのが大根ですが、どちらもアブラナ科の野菜です。

このほか、小松菜、チンゲン菜、 ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、芽キャベツ、白菜、ケールなどもアブラナ科に属しています。これらの野菜には、がんの発生を迎えるイオウ化合物のイソチオシアナートが含まれるほか、発がん物質を解毒するインドールやグルコシノレイトを多く含んでいます。また抗酸化作用のあるビタミンCもたっぷり含まれているため、抗がん食品として効果が期待できます。

なお、アブラナ科の野菜は、茹で汁や煮汁にインドールが約半分出てしまうことが報告されています。手早く茹で、煮汁も一緒に食べましょう。

まとめ

今回はかぶに含まれる栄養成分について解説いたしました。大根とほぼ同じ栄養素を含んでいますが、カブならでは独特の甘みを持つ根の部分は本当に美味しいですよね。大根に比べ可食部が少ないため、食卓に登場する機会は少ないかも知れませんが、ぜひ積極的に食べていきましょう。

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