トクホとは?

トクホとは一体何か?

食品の健康効果を表示する「トクホ」「栄養機能食品」「機能性表示食品」。それぞれの違いを知って、健康に役立てましょう。

「特定保健用食品」の表示には国の審査が必要

日本において、食べ物の持つ機能について表示できるのが、「特定保健用食品」「栄養機能食品」「機能性表示食品」の3つで、一般食品とは別に、保険機能食品として分類されます。

保健機能食品は、医薬品と一般食品の中間に位置するもので、一定の基準を満たすことで、食品の栄養成分の機能性表示が許可されているのです。

保健機能食品は、厚生労働省により2001年に制度化され、2009年からは消費者庁に制度が移管されています。

保健機能食品の中の「特定保健用食品」が通称「トクホ」と呼ばれるものです。「おなかの調子を整える」など、食品が持つ成分をパッケージに表示することができます。国が審査を行い、安全性、有効性を確認した後に許可を出しているのが特徴です。

気になる症状を改善するために、トクホを利用するのもよいでしょう。

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栄養機能食品とは何か?

「栄養機能食品」は、12種類のビタミン、5種類のミネラルのいずれかを含んでいるものに表示されたものです。国が設定した基準の栄養素を含んでいれば、届け出をしなくても独自の判断で表示ができます。

機能性表示食品とは何か?

最後に「機能性表示食品」は、科学的根拠に基づいた機能を、事業者の責任下で表示したものです。

これまで食品に関して体によい効果があると表示してよいのは、国の規格基準の審査を通った、特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品の2種類のみでした。しかし、特定保健用食品の取得は審査のための時間や費用がかかることから、中小の事業者にとっては、ハードルの高いものでした。

そこで、規制緩和の一環として、2015年4月から「機能性表示食品」制度がスタートしました。この制度は、事業者の責任のもとで、安全性や有効性などの科学的根拠情報などを含めた製品情報を、消費者庁に販売前に届け出ることで、体への働きが表示可能となるものです。

食品表示法に基づいて新たに規定され、根拠を明示できれば、生鮮食品にも機能性を表示することができます。

「特定保健用食品(トクホ)」が国が安全性、有効性を確認しているのに対し、それ以外の食品は企業が独自に行っているのが特徴です。また、機能性表示食品は、あくまで健康が気になる人のためのもので、病気の治療は目的としないことが定められています。そのため、体質に合わず効果が実感できないようであれば、無理に続けないほうが良いでしょう。

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区分 特徴 表示例
特定保健用食品
(トクホ)
健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められ、その効果を表示することを認められている食品。表示されている効果や安全性については国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可している。 「コレステロールの吸収を抑えます。」
「糖の吸収を穏やかにします。」
栄養機能食品 一日に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)が不足しがちな場合、その補給や補完のために利用できる食品。一定の基準量を含む食品であれば、とくに届け出などをしなくても、国が定めた表現によって機能性を表示することができる。 「栄養機能食品(カルシウム)カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。」
機能性表示食品 事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などを消費者庁長官へ届け出たもの。ただし、トクホとはちがい、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではない。
目や脳などトクホにない部位だけでなく、疲労、ストレス、睡眠なども表示可能。
農水産物にも表示が可能。
「本品にはラクトフェリンが含まれるので、内臓脂肪を減らすのを助け、高めのBMIの改善に役立ちます。」

「○○タマネギには、ケルセチンが含まれ、血流の機能をサポートします。」

「△△みかんには、β-クリプトキサンチンが含まれ、骨の健康を保ちます。」

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