魚の旬はいつ?

周囲を海に囲まれた島国の日本では、古来より漁業が盛んに行なわれ、「魚」を中心とした多くの魚介類と日本人の食文化は切っても切れないほど深い関係にあります。肉食中心の欧米の食文化に比べて、良質なタンパク源となる魚料理は様々なレパートリーの和食として世界的にも注目の的となり、これからも更に世界に広がっていくことでしょう。

そんな魚料理においてもっとも重要なのが、魚がもっとも美味しい「旬」の時期を知ることです。旬を迎えた鮮度のいい素材を使うだけで、魚料理の半分以上は成功と言っても過言ではないくらいです。今回はそんな魚介類の旬について紹介いたします。

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魚介類の旬はいつ?

「旬」と言っても、漁獲量が多い時期と言う意味での「旬」と、魚が産卵を控えて太り脂がのっている味覚的な時期の「旬」の2通りの旬という考え方ができますが、厳密な定義はなく、地域によっても各々の考え方があるため、あくまでも参考程度に活用いただければと思います。

魚類(五十音順)

アジ:4月〜7月

アナゴ:6月〜9月

アユ:6月〜10月

アンコウ:11月〜2月

イワシ:6月〜11月

うなぎ:8月〜12月

カツオ:3月〜5月、9月〜10月

コイ:11月〜12月

サケ:9月〜3月

サバ:10月〜2月

サワラ:10月〜4月

サンマ:8月〜12月

スズキ:6月〜9月

タイ:12月〜7月

タラ:10月〜3月

ドジョウ:6月〜8月

ハモ:5月〜10月

ヒラメ:10月〜3月

ブリ:11月〜3月

マグロ:10月〜5月

マス:11月〜3月

魚以外の魚介類(五十音順)

あさり:3月〜4月、 9月〜10月

アワビ:6月〜9月

イカ:7月〜3月

エビ:通年

牡蠣:11月〜3月

カニ:11月〜3月

クラゲ:通年

昆布:7月〜9月

シジミ:5月〜10月

スッポン:11月〜3月

マダコ:11月〜1月

ナマコ:11月〜12月

海苔:1月〜4月

ハマグリ:3月〜7月

ヒジキ:通年

ホタテ:11月〜6月

ワカメ:2月〜5月

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魚介類の新鮮で美味しいものの選び方

スーパーや魚屋さんで魚介類を購入する際には、新βんせんで美味しいものを選びたいですよね。お店の人に聞けば見分け方を教えてくれるので、遠慮なく聞いてみるのも良い手だと思います。ここでは、選び方の豆知識として頭の片隅に入れておいて損はない基本的なポイントを紹介いたします。

魚類(五十音順)

アジ(あじ、鯵)

目が澄んでいて身に締まりがあるもの。背は青みがかった銀色。腹は金色に光るものを選ぶ。

アンコウ(あんこう、鮟鱇)

透明感のある淡いピンク色の身で、好きな部位が多く入っているものや肝が大きいものが入ったパックを選ぶ。

イワシ(いわし、鰯)

目が澄んでいて、側面の黒点がはっきりと見えるものほど新鮮。切り身は切り口がピンとしているもの。

うなぎ(ウナギ、鰻)

太っていて、背が青みがかったもの。蒲焼は身がプリプリとしているものが美味しい。

カツオ(かつお、鰹)

背が鮮やかな青紫色をしていて、身は引き締まり、腹の縞がはっきりしているものが新鮮。刺身は色に深みがあり、みずみずしく、血や水分が染み出ていないものが良い。

サケ(さけ、鮭、しゃけ、シャケ)

ウロコは銀色に光り、皮に張りがあって身が締まっているものが新鮮。切り身の場合は、身が透き通ったサーモンピンクのものを選ぶ。

サバ(さば、鯖)

目が赤く濁っておらず、腹がきれいな虹色に光っているものが良い。切り身はツヤがあり、切り口がやわらかくなっていないものを選ぶ。

サンマ(さんま、秋刀魚)

皮が光っていて、身に張りがあるものが新鮮。口の先が黄色みがかり、身の幅が太いもののほうが脂がのっていて美味しい。

タラ(たら、鱈)

身がふっくらとしているものが良品。切り身は薄くピンク色がかって透明感があり、パックの中に血や水が溜まっていないものを選ぶ。

貝類・海藻類・魚以外の魚介類(五十音順)

あさり(アサリ、浅蜊)

殻がしっかり閉じていて、表面にぬめりがあり、模様がはっきり出ているもの。むき身の場合は、身が締まっていてみずみずしいもの。

牡蠣(かき、カキ)

殻はしっかり閉じているものを選ぶ。身はふっくらと太っていてツヤがあり、周囲のヒダが黒く鮮やかなものが新鮮。

シジミ(しじみ)

口がしっかり閉じていて、殻の色が濃く、殻が分厚くないものを選ぶ。

ハマグリ(はまぐり、蛤)

口がしっかり閉じ、殻にツヤがあるもの。ほどほどの大きさで、重みがある者。

ホタテ(ほたて、帆立)

口がわずかに開いていて、触ると反応して閉じるものは新鮮。むき身はふっくらとしてツヤと弾力があり、透明感があるものを選ぶ。

エビ(えび、海老)

ひげがピンとしていて、足が折れていないもの。生きている場合は、元気に動いているものが良い。

カニ(かに、蟹)

関節の裏側が透き通っていて、嫌な臭いがしないもの。持ったときにずっしり重みを感じるもの。

イカ(いか)

身の透明度が高く、張りがあるものほど鮮度が高い。目が澄んでいて、若干飛び出しているものを選ぶ。

クラゲ(くらげ)

身が肉厚で、薄い飴色をしているもの。

昆布(こんぶ、コンブ)

平らで幅が広く、肉厚で、こすり合わせたときにカサカサと音がするものが良品。表面に旨味成分の白い粉が付いているものを選ぶ。

海苔(のり、ノリ)

ツヤがあり、やや青みがかった黒紫色のものが良品。形がきれいな四角形で、厚さにムラがなく穴が空いていないもの。

ヒジキ(ひじき)

乾燥ひじきはよく乾燥していて、大きさが揃っているもの。生ひじきはみずみずしくてツヤがあり、ふっくらとして黒味が強いものを選ぶ。

マダコ(まだこ)

表面にぬめりがなく、吸盤の吸いつく力が強いものほど新鮮。茹でダコは色が鮮やかで弾力があるものが良い。

ワカメ(わかめ)

生わかめは濃い緑色でツヤがあり、肉厚で弾力のあるもの。乾燥わかめは艶やかな黒褐色のものを選ぶ。

旬の魚の一覧カレンダー

あくまでも目安ですが、季節によって魚介類は美味しさが変わります。旬のものを選びたい時はカキのカレンダーをご参考ください。

1月の旬の魚介類

・アンコウ、サケ、サバ、サワラ、タイ、タラ、ヒラメ、ブリ、マグロ、マス
・イカ、カキ、カニ、スッポン、海苔、ホタテ、マダコ

2月の旬の魚介類

・アンコウ、サケ、サバ、サワラ、タイ、タラ、ヒラメ、ブリ、マグロ、マス
・イカ、カキ、カニ、スッポン、海苔、ホタテ、ワカメ

3月の旬の魚介類

・カツオ、サケ、サワラ、タイ、タラ、ヒラメ、ブリ、マグロ、マス
・あさり、イカ、カキ、カニ、スッポン、海苔、ハマグリ、ホタテ、ワカメ

4月の旬の魚介類

・アジ、カツオ、サワラ、タイ、マグロ
・あさり、海苔、ハマグリ、ホタテ、ワカメ

5月の旬の魚介類

・アジ、カツオ、タイ、ハモ、マグロ
・シジミ、ハマグリ、ホタテ、ワカメ

6月の旬の魚介類

・アジ、アナゴ、アユ、イワシ、スズキ、タイ、ドジョウ、ハモ
・アワビ、シジミ、ハマグリ、ホタテ

7月の旬の魚介類

・アジ、アナゴ、アユ、イワシ、スズキ、タイ、ドジョウ、ハモ
・アワビ、イカ、昆布、シジミ、ハマグリ

8月の旬の魚介類

・アナゴ、アユ、イワシ、うなぎ、サンマ、スズキ、ドジョウ、ハモ
・アワビ、イカ、昆布、シジミ

9月の旬の魚介類

・アナゴ、アユ、イワシ、うなぎ、カツオ、サケ、サンマ、スズキ、ハモ
・あさり、アワビ、イカ、昆布、シジミ

10月の旬の魚介類

・アユ、イワシ、うなぎ、カツオ、サケ、サバ、サワラ、サンマ、タラ、ハモ、ヒラメ、マグロ
・あさり、イカ、シジミ

11月の旬の魚介類

・アンコウ、イワシ、うなぎ、コイ、サケ、サバ、サワラ、サンマ、タラ、ヒラメ、ブリ、マグロ、マス
・イカ、カキ、カニ、スッポン、ナマコ、ホタテ、マダコ

12月の旬の魚介類

・アンコウ、うなぎ、コイ、サケ、サバ、サワラ、サンマ、タイ、タラ、ヒラメ、ブリ、マグロ、マス
・イカ、カキ、カニ、スッポン、ナマコ、ホタテ、マダコ

旬がなく通年流通している魚介類

・エビ、クラゲ、ヒジキ

まとめ

今回は魚介類の旬の時期や選び方のポイントについて紹介いたしました。同じ魚でも旬の時期とそうでない時期では、その味に雲泥の差があることも珍しくありません。どうせ食べるなら、旬の美味しい魚を食べて、自然の恵みを存分に楽しんでみたいものです。ぜひ、美味しい食材を選んで豊かな食生活を満喫しましょう。

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