老眼とはどんな症状なの?回復方法は?コンタクトレンズは便利なの?

最近、新聞や本などの小さな文字を読むとき、顔から離した方がピントが合って見やすいという方は多いのではないでしょうか?中年以降の多くの方がこのような見え方に変わっていきますが、これは老眼が始まった証拠です。今回は老眼について解説いたします。

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老眼とはどのような症状なのか?

老眼とはどのような症状を指すのでしょうか?

人間の目が物を見ているときは、レンズの役割をしている水晶体が光を屈折させ、眼の奥にある網膜というスクリーンに映像を映し出しています。

この網膜に、映像をくっきりと映し出すために、見ているものの距離によって、水晶体が厚さを調整しているのです。この調整に使われる筋肉が、水晶体のまわりにある毛様体筋などの筋肉です。

毛様体筋などの筋肉は近くのものを見るときには、水晶体を膨らませて厚くし、屈折を大きくさせます。逆に遠くを見るときには、水晶体を薄くして屈折を小さくしています。このときに毛様体筋が伸びたり縮んだりして調整します。この筋力が弱まったり、固くなってくるとスムーズに調整できなくなり、水晶体が膨らみにくくなり、物を見るピントが合わずボケて見えるようになります。この目の焦点の調節機能が支障をきたしている状態が「老眼」です。

老眼特有の物を目から離す仕草は、調整がきかなくなった毛様体筋の働きを補正するために、対象となる物のほうの距離をピントが合う位置まで移動させている動作なのです。

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老眼を回復させるトレーニング方法

一度老眼になると、それ以前の状態に完全に回復させることは手術以外では出来ません。したがって日頃から予防や対策を心がけることが重要になります。

老眼が発症するメカニズムは、水晶体が常に薄い状態なので近くにある物に焦点が合わず、ぼやけて見えてしまうのです。毛様体筋も筋肉なので経年によって老化し、本来の機能が弱まってしまいます。ですから、適度な筋トレをすることで、予防や改善につながります。

例えば、プロ野球の打者は、投手の手からボールが放れてから約0.2秒でコースや球種を判断していると言われています。この瞬間的な時間で遠くから近くに猛スピードで迫ってくるボールを見極めなければなりません。当然、目のトレーニングが非常に重要になります。

目から正確な情報を得る力を養うには、顔を動かさずに目だけを上下左右に動かす眼球運動が必要です。バッターでいうならボールを見る力です。眼球運動では外眼筋という筋肉を鍛えることで、しっかりと目だけを使って情報を得ることができるのです。

私たちは日常、新聞や雑誌を読んでいるときに、見やすくするために手で位置をずらしたり、遠くに離したり近くにしたりすることがあるりますが、そこを新聞や雑誌の位置は変えずに、目を上下左右に動かすことで眼球に付随する筋肉を鍛えることが出来ます。このような工夫で老眼の予防や対策は気軽に日常に取り入れることが可能です。

老眼は年齢のせいだから仕方ないと考えず、トレーニングによってある程度克服できることをしっかり認識しましょう。

毛様体筋の柔軟性を養う目のトレーニング

カレンダーの裏など大きな紙に、数字やアルファベットなどをランダムに記入します。同じものを約5cm大に縮小したり、スマートフォンで写真に撮るなどして、コンパクト版も作ってください。そして大きい方を壁に貼り、5mほど離れて立ち、小さい方は手に持ちます。そして、

  1. 任意の大きな方の文字に3秒間焦点を合わせます
  2. 次に小さな方の同じ文字に焦点を合わせます。次に隣の文字へ視点を移します
  3. 1.2.を繰り返し全部の文字を見ます。これを1〜2セット行ないます

大きな文字から小さな文字を見る、切り替えのスピードが同じくらいのペースでできるようになったら、壁との距離を離すか、紙を見る時間を3秒より短くしてみましょう。

日頃からパソコンなどで長時間作業していると、ずっと一定の距離で目の焦点を合わせていることになります。目がかすむ前に気分転換もふくめて、目の遠近体操をしてみましょう。遠くの山やビルなどを3秒ほど見つめてから自分の親指を3秒見る。これを5回ほど繰り返すと行ったトレーニングも有効です。目がすっきりしてくるでしょう。疲れ目と老眼対策で、視力もアンチエイジングしていきましょう。

老眼用のコンタクトレンズ

老眼対策として老眼鏡が普及していますが、老眼鏡の場合は近くが見えても遠くは見えにくいといったデメリットがあります。そこで近年では遠近両用コンタクトレンズを使用する人が増えています。

コンタクトレンズは、度数として定められている値はひとつであることが基本ですが、遠近両用コンタクトは1枚に2種類の度数が配置され、近くと遠くのどちらも見えやすい構造になっています。

脳の「同時視」という機能を利用して、遠くと近くを無意識に使い分けられるよう設計されていますので、見え方によって本人がストレスを感じることはありません。

レンズの中央部分が近くを見やすくするための度数になっているものや、中心部に遠くの度数が入っているコンタクトレンズなど、メーカーによって仕組みは異なります。

老眼鏡は、基本的に近くのものを見えやすくするための眼鏡で、老眼鏡をかけた状態で遠くを見ると、ピントがぼやけてしまうだけでなく、目に負担がかかってしまいますが、遠近両用コンタクトなら、近くも遠くもよく見える構造になっているため、日常的に使用することができます。慣れてくれば、車の運転やスポーツをするときなど、遠くを見る機会の多い方でも利用することが可能です。

老眼になったら老眼鏡と言う従来のイメージは捨てて、非常に便利で快適な遠近両用コンタクトレンズの使用を検討してみることもおすすめいたします。

まとめ

今回は老眼の症状や対策について解説いたしました。加齢現象の一つだから仕方ないと諦めず、日頃から予防や対策に前向きに取り組んでみてください。

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