抜け毛や薄毛の原因と対策や予防法は?女性と男性の違いや治療法は?

壮年や中年の年齢を迎えると男女を問わず、抜け毛や薄毛は避けられない加齢現象の一つです。最も多いのは男性型脱毛症ですが、男性だけでなく女性にも発症する脱毛症です。その他にも脱毛症には種類があり、原因によって対応が異なってきます。

一昔前は抜け毛や薄毛は男性特有の悩みというイメージが持たれていましたが、現在では男女問わず、そして場合によっては若年層でも抱える可能性のある悩みであることは広く認識されています。

今回は抜け毛や薄毛の症状と原因と対策について解説いたします。

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抜け毛や薄毛の症状と原因と対策

抜け毛や薄毛の主な種類

抜け毛や薄毛の代表的な症状として次のようなものがあります。

  • 髪の生え際から薄毛が進行している【男性型脱毛症】
  • 頭頂部から薄毛が進行している【男性型脱毛症】
  • 頭頂部から生え際にかけての髪が軟毛(細くて短い毛)に変わり、地肌が透けてみえる【女性の男性型脱毛症】
  • 全体的に髪が薄くなり、地肌が透けてみえる【休止期脱毛】

抜け毛や薄毛の主な原因

男性型脱毛症は加齢による発毛パターンの生理的変化です。毛の成長期が短くなり、休止期の毛穴が割合を増すことで、毛がのびにくく、抜けやすいと自覚します。男性ホルモンの作用により、毛穴全体の大きさが減少することも毛が細くなる原因のひとつです。

男性ホルモンの変性も関係があります。男性ホルモンが変性し、毛母細胞に十分な栄養が補給されなくなると、栄養不足の細い髪しかできなくなり、髪が薄く見えるようになるからです。後頭部より頭頂部の髪が脱毛することが多いですが、後頭部の髪は頭頂部の髪より男性ホルモンの変性の影響を受けにくいからだと言われています。

女性に比較的多くみられる休止期脱毛は、出産後、偏った食生活、過度なダイエット、過度なヘアケアなどさまざまな原因で起こります。

男性型脱毛症は、遺伝的な要因が大きいと言われています。更年期の女性は、ホルモンバランスの乱れにより薄毛になることがあります。

円形脱毛症や脂濡性皮膚炎をはじめ、他の皮膚疾患により脱毛になるケースや内臓疾患による皮膚症状としての脱毛もあります。特に女性は膠原病や鉄欠乏性貧血、甲状腺疾患などの内臓疾患が原因で脱毛がおこることもあるので、脱毛の他に気になる症状がある場合は必ず内科などで診断を受けましょう。

抜け毛や薄毛の予防や対策

男性型脱毛症は遺伝的素因が深く関与しているため、発症を抑えることはできませんが、髪の毛はたんぱく質から構成されているので、良質なたんばく質、鉄、亜鉛、銅などを多く含む、バランスのよい食生活を日頃から心がけましょう。

また、髪の毛は夜間に成長するので、夜更かしをせず、規則正しい生活をす
ることも大切です。

フケや皮脂が毛穴につまると健康な髪が育ちにくくなるので、頭皮を清潔に保つことも大切ですが、1日2回以上の過度な洗髪は逆に悪影響を及ぼします。洗髪は1〜2日に1回が適当で、シャンプーの後は化学成分が頭皮に付着したまま残らないように丁寧なすすぎをして洗い流しましょう。

タバコは末消の血管収縮をし局所の血流が少なくなるので、喫煙者の方は禁煙を考えたほうが良いでしょう。

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女性の抜け毛の原因と治療法

女性の男性型脱毛症(FAGA)

女性の男性型脱毛症(FAGA)の主な原因は女性ホルモンの減少です。

症状の改善にはホルモンバランスを整えることが最も効果的です。過度なダイエット、睡眠不足、生活習慣の乱れなどは、ストレスを与える要因がないか検証してみることが大切です。

女性用発毛剤の「リアップジェンヌ」はミノキシジルの「頭髪密度」を高める効果が実証されている市販薬品(第1類医薬品)です。男性用と同じく薬局で購入できますが、薬剤師から十分な説明を受けることが必要となっています。

男性に使用される内服薬「フィナステリド」(プロペシア)は、女性への効果は確認されておらず、妊娠または妊娠している可能性のある女性が扱うことも禁じられているため、使用することはできません。

休止期脱毛

女性に比較的多く発症する休止期脱毛の原因は様々です。

過激なダイエットが原因であればダイエットをやめ、経口避妊薬の服用が原因であれば服用をやめ、過度なヘアケアが原因であれば、適切なヘアケアを心がける、といったように脱毛の原因となっている事象を取り除き、生活習慣を見直すことで改善する場合がほとんどです。心配な場合は皮膚科を受診するようにしましょう。

男性の抜け毛の原因と治療法

男性型毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)の主な原因は男性ホルモンの影響や遺伝と考えられています。

治療法としては、AGA治療を目的として開発された「プロペシア」という内服薬を適応するフィナステリド内服療法がありますが、保険適用外のため全額負担となります。

この薬は男性ホルモンの働きを抑制するフィナステリドを主成分とし、脱毛を予防する効果があります。定期的に血液検査を受けながら、医師の指示に従って使用しますが、すべての人に効果が出るわけではないため、皮膚科の医師からよく説明を受けるようにしましょう。

また、ミノキシジルという成分を配合した発毛剤「リアップ」はミノキシジルを配合した壮年性脱毛症に有効な医薬品です。有効成分ミノキシジルは、FDA(米国食品医薬品局)が最初に承認した成分で、OTC医薬品として薬局で販売していますが、第1類医薬品のため薬剤師を通して購入します。詳しい作用機序はまだ明らかではありませんが、脱毛の進行を抑え、毛が太くなり、伸びる効果が確認されています。

まとめ

今回は抜け毛や薄毛の原因と対策や治療法を紹介いたしました。脱毛症は特別な病気ではなく、老若男女すべての人が抜け毛や薄毛で悩むリスクを抱えています。遺伝などの要因は避けようがありませんが、生活習慣の偏りや乱れなどが大きく影響することも珍しくないため、規則正しい生活を送りストレスを抱えない毎日を過ごすようにしましょう。

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