メニエール病とはどんな症状の病気なのか?原因や治療法は?

メニエール病はストレスが引き金となってめまい発作が起こる、難病にも指定されている重篤な病気です。早期に発見でき治療できれば完治することもありますが、進行してしまうと生涯にわたって治療を続けなくてはならなくなる重い病気です。

今回はメニエール病の症状や原因や治療法について解説いたします。

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メニエール病とはどんな症状の病気なのか?

メニエール病とは、何の前触れもなく、突然めまいの発作が起こる病気で、この発作が繰り返し引き起こされるのが特徴です。。めまいには耳鳴りや難聴、嘔吐をともない、30〜40歳代の男女に多く発症します。男女比はやや男性に多い傾向があるち言われています。

発作の症状は、突然、周囲が回って見えるような回転性のめまいに襲われると同時に、吐き気や嘔吐、耳の開塞感や圧迫感といった耳の詰まった感じもあります。

発作は数時間で治まり、休止期に入りますが、この発作期と休止期を繰り返すうち、めまいの程度は軽くなっていくものの、発作時には耳鳴りや難聴の度合いは進行していくといわれます。

発作が起こっていないときも、軽いふらつきや耳鳴りなどの症状が残ることがあります。季節の変わりめや気候が変化するとき、また低気圧や前線が接近しているときなどに、体が変化を敏感に察知して起こりやすくなります。発作期と休止期の周期は一定していませんが、めまいの発作は明け方に多いとも言われています。

メニエール病は何が原因で発症するのか?

メニエール病は、内耳を満たしている内リンパが過剰になる「内リンパ水腫」が原因で起こることが解明されています。内リンパ水腫は、先天的な異常や水分代謝、塩分代謝に関係するホルモンの影響で起こると言われますが、メニエール病において、なぜ内リンパが過剰になるのかはまだ解明されていません。

発症の引き金は、心身のストレス、過労、慢性の睡眠不足などであると考えられています。地方よりも都市部に、単純労働よりも専門技術職や管理職に従事する人に多く見られることから、文明病のひとつとも言われることがあります。性格的には、神経質で凡帳面な人に多い傾向があります。

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メニエール病にはどんな予防法や治療法があるのか?

メニエール病を発症した時は耳鼻咽喉科を受診して治療を開始します。

メニエール病のめまい発作が起こっている時は、頭をなるべく動かさないようにして安静を保ちます。部屋の照明は暗めにし、テレビなどは見ないようにします。鎮静剤鎮暈剤(ちんうんざい=抗めまい薬)、吐き気や不安感を抑える薬などを服用します。内リンパ水腫を軽くするために、ステロイドや利尿薬を使用することもあります。

めまい発作が治まっている休止期にも、めまい発作がの再発防止や、聴力低下の防止のために治療を続けることが必要です。

薬物療法としては、利尿薬、内耳循環改善薬、鎮静薬などを用います。生活指導としては、睡眠をとる、リフレッシュする時間をとる、規則正しい生活をする、休日にはスポーツや余暇を楽しむなどを奨励します。

また、うつ傾向の強い人や不安の強い人や不安の強い人には、心理療法やリラックス法の指導が効果をあげる場合もあります。

これらの療法を実施したにも関わらず、数年たっても改善がみられないときは、耳に内耳毒性をもつアミノグリコシド系抗生剤を注入する鼓室内薬物注入や、内耳の機能を廃絶させたり、内リンパ嚢減荷術、前庭神経切断、迷路破壊術などの手術を検討することになります。

また、めまいをともなわない蝸牛型メニエール病ともいえる低音障害型感音難聴もしばしばみられる疾患です。内リンパ水腫によると考えられ、利尿薬を使って治療にあたります。

予防として有効なのはできるだけストレスをためない生活を送ることです。食生活や睡眠時間を見直し健康的な生活習慣を構築するとともに、職場等でいつも張り詰めた環境下に身を置いている人は、できるだけリラックス・リフレッシュする機会を増やし、ストレスを解消する方法を身につけておくと良いでしょう。

まとめ

今回はメニエール病の症状や原因や治療法について解説いたしました。メニエール病は一般的にはまだまだ知られていない疾患と言えます。症状やつらさは当事者以外には中々理解されないこともあるかも知れません。社会人の方は日頃から職場の周囲の人たちに、自身の病気のことを伝えておき、めまい発作が起こった際に協力を得られるような関係を築いておくことが大切です。

また、早期の治療ができないと完治は難しいとも言われているため、反復するめまいの症状を自覚した時は早めに医師に相談するようにしましょう。

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