手紙の時候の挨拶11月の例文

文化の日の頃は紅葉を楽しむ人々で行楽地は賑わいます。

北海道、東北地方は既に冬の色が濃いことでしょう。7日は立冬、季節は秋から冬へと移ろいます。木の葉は赤や黄色に色付き、こたつやストーブをつける回数がだんだんと増えていきます。

15日の七五三の頃には、神社の境内は晴れ着を着飾った家族連れであふれます。最近は七五三のお祝いは必ずしも15日に限らず、父親の休みに合わせて前後の日曜日にお宮参りをする家族が多くなっているようです。

11月になると、お年玉付き年賀はがきが売り出され、一年も残り少なくなりつつあること感じさせられます。

年内に不幸があった家庭では年賀欠礼の挨拶状を出さなければなりません。家族の不幸といっても、故人と会ったこともない人や、仕事上のつきあいにまで欠礼の知らせを出すと、かえって気を遣わせるからと、ビジネスとプライベートなお付き合いを分けて考え、親戚やごく親しい間柄だけにとどめる人もいます。

年賀状は計画を立てて早め早めに準備しておけば暮れに慌てずにすみますね。

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手紙の時候の挨拶11月の例文

手紙の一番最初に書くのが時候の挨拶だと思いがちですが、実際には一番はじめにくるのは「頭語」(または冒頭語、起首、起筆)と呼ばれる言葉です。「拝啓」や「前略」などです。頭語に対して一番最後に書くのが「結語」です。「敬具」や「草々」や「かしこ」などです。手紙の本文は頭語と結語に挟まれた形になります。

頭語の一例

【一般的な手紙の場合】

・拝啓(はいけい)
・拝呈(はいてい)
・啓上(けいじょう)
・一筆申し上げます(※差出人が女性の場合)

【丁寧な手紙の場合】

・謹啓(きんけい)
・謹呈(きんてい)
・恭啓(きょうけい)
・謹んで申し上げます(※差出人が女性の場合)

【前文を省略する手紙の場合】

・前略(ぜんりゃく)
・冠省(かんしょう)
・前文お許しください
・前略失礼いたします
・前略ごめんください(※差出人が女性の場合)

【急用の手紙の場合】

・急啓(きゅうけい)
・急呈(きゅうてい)
・急白(きゅうびゃく)
・取り急ぎ申し上げます(※差出人が女性の場合)

【返信の手紙の場合】

・拝復(はいふく)
・復啓(ふくけい)
・謹復(きんぷく)
・お手紙拝見いたしました(※差出人が女性の場合)

【再信の場合】

・再啓(さいけい)
・再呈(さいてい)
・重ねて申し上げます
・たびたび失礼ながらお便り申し上げます(※差出人が女性の場合)

【面識のない相手の場合】
・拝啓(はいけい)
・拝呈(はいてい)
・初めてお便りを差し上げます
・突然お手紙を差し上げる失礼をお許しください(※差出人が女性の場合)

 

11月の時候の挨拶の一例

頭語に続いて書く文が「時候の挨拶」と呼ばれる四季折々の短い挨拶文です。

・晩秋(ばんしゅう:11月末まで)
・暮秋(ぼしゅう:11月末まで)
・季秋(きしゅう:11月末まで)
・深秋(しんしゅう:11月末まで)
・霜秋(そうしゅう:11月下旬)
・向寒(こうかん:11月中旬〜下旬)
・霜寒(そうかん:11月中旬〜下旬)
・初雪(はつゆき:11月下旬)
・落葉(らくよう:11月中旬〜下旬)
・菊花(きくか/きっか:11月中旬まで)
・残菊(ざんぎく:11月中旬〜下旬)
・深冷(しんれい:11月末まで)
・冷雨(れいう)
・初雁(はつかり)

「〇〇の候」、「〇〇のみぎり」といった使い方をします。時候の挨拶の後には

・お変わりございませんか
・お変わりなくお過ごしのここと存じます
・皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます

などの「安否の挨拶」が続くのが一般的です。

頭語、時候の挨拶、安否の挨拶が一つになると

拝啓 深秋の候、お変わりございませんか。」のような冒頭の文章が完成します。

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11月の手紙の書き出しの例文

「頭語」「時候の挨拶」に続く書き出しの文例を紹介いたします。文によっては安否の挨拶を続けると違和感が生じる文例もありますので、臨機応変に改変されてみてください。

・秋も暮れ始めました。
・朝晩肌寒くなりました。
・空気がだんだん冷たくなってきました。
・週末の神社は七五三の晴れ着で賑わっています。
・冬が駆け足で近づいてまいりました。
・そろそろ雪便りが気になるシーズンですね。
・自然界ではすでに冬支度が始まっているようです。
・日に日に寒くなってまいりました。
・連日セーターを手放せない寒さです。
・とうとうストーブを引っ張り出しました。
・鍋物が美味しい季節になりました。
・ビール好きの私も、さすがに熱燗が恋しくなるこの頃です。
・こんなに寒いと湯豆腐が食べたくなります。
・今朝は初霜が降りていました。
・そちらではもう初雪が降ったそうですね。
・もうすぐ師走、今年もあと1ヵ月余りとなりました。
・年賀状印刷の広告が目につくようになりました。
・暦の上では立冬を迎えましたが、当地では穏やかな秋の日が続いております。
・11月とはいえ、暖かい毎日が続きます。もうしばらく秋を楽しみたいものです。
・朝夕の冷え込みも厳しくなってまいりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
・日に日に秋が深まり、暮秋の季節となりました。
・日増しに寒さが募ってまいりましたが、お変わりありませんか。
・陽だまりの恋しい頃となりました。
・木枯らしに冬の訪れを感じる季節となりました。
・菊花の薫りひときわ高い頃となりましたが、お元気にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
・菊の花も盛りを過ぎ、いよいよ冬の到来を迎える頃となりました。
・麗らかな菊日和が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
・穏やかな小春日和の中、秋も暮れようとしております。
・初雪の便りが北国から届く季節となりました。お健やかにお過ごしでしょうか。
・吐く息も白く、冬の到来を感じるようになってまいりました。
・めっきり日足も短くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
・日一日と冷気が加わってくるような気がいたします。お体の調子はいかがですか。
・冬の足音が、もうすぐそこまでやってきているようです。
・冬の息吹が間近に感じられる頃となりました。
・冬が駆け足で近づいてまいりました。
・夜寒が身に染みる季節となりましたが、お体におさわりはございませんでしょうか。
・とうとう初雪が降りました。また憂鬱な雪かきの季節がやってまいりました。
・澄んだ秋空に飛行機雲、秋ならではの情景ですね。
・街路樹が美しく色づく季節となりました。
・御地の紅葉は、ちょうど今が見頃かと存じます。
・熟した柿の実の赤さが、空の色に映える季節となりました。
・日ごとに野山の錦が鮮やかになってまいりました。
・木々の美しさに、秋の深まりを感じる今日この頃です。
・麗らかな小春日和の一日、さざんかが甘い香りを放っています。
・艶やかな錦繍の日々も過ぎ、山々は冬の支度を始めているかのようです。
・街路樹の銀杏の葉が、木枯らしに舞う季節となりました。
・銀杏の落葉で、道は金色の絨毯を敷き詰めたよう。これはこれで美しい光景です。
・今朝は近くの大学の構内の銀杏並木まで、ギンナン取りに出かけてきました。
・落ち葉が風に舞い、秋いよいよの深まりを実感するこの頃です。
・落ち葉の絨毯を踏みしめながらの出勤は、なかなか豊かな気分です。
・過ぎ行く秋を惜しみながら、毎日落ち葉の掃除に追われております。
・時雨つづきで、庭の花々も咲くのを控えているように見えます。
・いつの間にやら、吐く息がすっかり白く見えるようになりました。
・そろそろこたつの恋しい季節になりました。
・あまりの冷え込みに、今年初めてストーブをつけました。
・ベランダで、猫が丸くなってひなたぼっこをしている姿に、ささやかな幸せを感じる晩秋のひとときです。
・半年間のお休みを終え、いよいよヒーターも運転開始です。
・窓から見える〇〇山が、白い雪化粧をほどこし、すっかり冬の装いとなりました。
・冴え渡る月の姿に、秋の深まりを感じる頃となりました。
・秋の夜長をいかがお過ごしでしょうか。
・子供たちが夕暮れの中を下校する姿に「秋の日はつるべ落とし」という言葉を実感します。
・雪囲いはもうお済ませになりましたか。
・庭木をわらで包んでの雪囲い、北国ならではの冬支度です。
・熱燗をはさんで久しぶりに夫婦の語らい、しみじみとした気分になりました。
・過ぎ行く秋に思いを馳せ、珍しくセンチメンタルな気分になりました。
・街行く人の装いも、すっかり冬めいてまいりました。
・朝夕の冷え込みが厳しくなり、犬の散歩もつらい時期になりました。
・寒い晩は食卓の湯気が何よりのご馳走に思います。
・外出には手袋の欠かせない時期なりました。
・あまりの寒さに、思わずコートの襟を立てました。
・珍しく近くに焼き芋屋さんが到来、久々に懐かしい味を楽しみました。
・店先に並ぶリンゴを見て、ご一緒に東北へ旅した日のことを思い出しました。
・七五三のかわいらしい晴れ姿を見かける頃となりました。
・お嬢様は今年七五三ですね。おめでとうございます。
・七五三のお参りには、もういらっしゃいましたか。
・毎年酉の市にお出かけになるのでしたね。今年はさぞ大きな熊手をお求めになったのではないでしょうか。
・いよいよ狩猟解禁、腕が鳴っているのではありませんか。
・ボジョレー・ヌーボーが解禁になりましたね。我が家でも一本買い求め、フルーティーな味わいを堪能しました。
・故郷から届いた旬のししゃもに、ついつい杯が進む秋の宵です。
・年賀はがきが発売になりましたね。毎年買うだけ安心してしまい、年末に慌てる悪い癖、今年こそ返上しなければと思っています。
・郵便局に並ぶ年賀はがきを見ると、急に年末が近づいたような気がいたします。

手紙の結び11月の例文

・向寒のみぎり、お風邪など召しませぬよう、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
・めっきりと冷え込んでまいりました。御身お大切にお過ごしください。
・冬支度にお忙しい時期と拝察いたしますが、お体にはどうかお気をつけください。
・くれぐれもご自愛の上、お健やかに冬を迎えられますことをお祈りいたします。
・冬はもうすぐそこまできているようです。暖かくしてお休みくださいね。
・朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。お体を十分においといください。
・寒気厳しくなる折ではございますが、ご家族の皆様のご健勝心よりお祈りいたしております。
・日ごとに寒さも募ってまいります。どうぞご自愛専一になさってください。
・季節の変わり目でございますから、くれぐれもお体にはお気をつけくださいますよう。
・これからは、お互いに寒さに負けない体力作りに励むことにいたしましょう。
・年末に向けて、ご多忙の時期と存じますが、お体にはくれぐれもお気をつけになって、ますますご活躍ください。
・受験生にとってはいよいよ正念場を迎えますね。お風邪など召しませぬよう、ご用心ください。
・年末に向け、何かと気ぜわしい毎日が続くことと存じますが、ご無理なさらずにお過ごしください。
・足元がお悪くなる時期です。おでかけの節はどうぞお気をつけください。
・そろそろ自慢のお漬け物の準備に忙しい時期でしょうか。寒風の中の作業ですから、どうぞご無理なさいませんように。
・七五三の写真が出来上がりましたら、ぜひ見せてくださいね。
・温泉が恋しい季節になりましたね。近々ご一緒いたしましょう。
・秋の夜長、久しぶりに語り合いたいものですね。ご都合をお知らせ下さい。
・スキーシーズンもまもなく到来、今年は北海道までツアーを組みませんか?

結語の一例

結びの一文の後、つまり手紙の本当の最後には頭語に対する「結語」を書いて文章を完結させます。

【一般的な手紙の場合】
・敬具(けいぐ)
・敬白(けいはく)
・拝具(はいぐ)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【丁寧な手紙の場合】
・謹言(きんげん)
・謹白(きんぱく)
・敬白(けいはく)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【前文を省略する手紙の場合】

・ 草々(そうそう)
・不一(ふいつ)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【急用の手紙の場合】
・草々(そうそう)
・不一(ふいつ)
・不備(ふび)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【返信の手紙の場合】
・敬具(けいぐ)
・拝答(はいとう)
・敬答(けいとう)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【再信の場合】
・敬具(けいぐ)
・敬白(けいはく)
・拝具(はいぐ)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【面識のない相手の場合】
・拝具(はいぐ)
・敬具(けいぐ)
・敬白(けいはく)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

まとめ

今回は11月の手紙の時候の挨拶を紹介いたしました。寒さが本格化し、特に雪国では厳しい冬が既に始まっている時期です。また、師走も迫り多くの人は仕事も多忙を極めます。そんな気ぜわしい季節柄、思わぬ手紙が届いたら非常に嬉しいものではないでしょうか?もし、秋の夜長、筆を執る時間がありましたら是非大切な方へお手紙を書いてみて下さい。

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