手紙の時候の挨拶文 4月の例文

4月は学生や新入社員のスタートの月です。入園・入学・進学・就職の報告やお祝いの手紙のやり取りは親戚などのごく親しい間柄の中で行なわれます。身内同士ということもあり、近年はスマホでの簡素なやり取りだけで終えてしまうケースも珍しくありませんが、当人の大切な人生の節目でもありますので、手紙という改まった形で報告や祝福をするのが理想的です。

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手紙の時候の挨拶4月の例文

手紙の一番最初に書くのが時候の挨拶だと思いがちですが、実際には一番はじめにくるのは「頭語」(または冒頭語、起首、起筆)と呼ばれる言葉です。「拝啓」や「前略」などです。頭語に対して一番最後に書くのが「結語」です。「敬具」や「草々」や「かしこ」などです。手紙の本文は頭語と結語に挟まれた形になります。

頭語の一例

【一般的な手紙の場合】

・拝啓(はいけい)
・拝呈(はいてい)
・啓上(けいじょう)
・一筆申し上げます(※差出人が女性の場合)

【丁寧な手紙の場合】

・謹啓(きんけい)
・謹呈(きんてい)
・恭啓(きょうけい)
・謹んで申し上げます(※差出人が女性の場合)

【前文を省略する手紙の場合】

・前略(ぜんりゃく)
・冠省(かんしょう)
・前文お許しください
・前略失礼いたします
・前略ごめんください(※差出人が女性の場合)

【急用の手紙の場合】

・急啓(きゅうけい)
・急呈(きゅうてい)
・急白(きゅうびゃく)
・取り急ぎ申し上げます(※差出人が女性の場合)

【返信の手紙の場合】

・拝復(はいふく)
・復啓(ふくけい)
・謹復(きんぷく)
・お手紙拝見いたしました(※差出人が女性の場合)

【再信の場合】

・再啓(さいけい)
・再呈(さいてい)
・重ねて申し上げます
・たびたび失礼ながらお便り申し上げます(※差出人が女性の場合)

【面識のない相手の場合】
・拝啓(はいけい)
・拝呈(はいてい)
・初めてお便りを差し上げます
・突然お手紙を差し上げる失礼をお許しください(※差出人が女性の場合)

 

4月の時候の挨拶の一例

頭語に続いて書く文が「時候の挨拶」と呼ばれる四季折々の短い挨拶文です。

・陽春(ようしゅん:4月末まで)
・仲春(ちゅうしゅん:4月3日まで)
・春爛漫(はるらんまん)
・清和(せいわ:4月〜5月末まで)
・春風駘蕩(しゅんぷうたいとう:4月中旬頃)
・桜花(おうか:4月末まで)
・春暖(しゅんだん:4月末まで)
・花信(かしん:花が咲いたという知らせの意、4月末まで)

「〇〇の候」、「〇〇のみぎり」といった使い方をします。時候の挨拶の後には

・お変わりございませんか
・お変わりなくお過ごしのここと存じます
・皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます

などの「安否の挨拶」が続くのが一般的です。

頭語、時候の挨拶、安否の挨拶が一つになると

「拝啓 陽春の候、お変わりございませんか。」のような冒頭の文章が完成します。

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手紙の書き出し4月の例文

「頭語」「時候の挨拶」に続く書き出しの文例を紹介いたします。文によっては安否の挨拶を続けると違和感が生じる文例もありますので、臨機応変に改変されてみてください。

【4月の書き出しの一例

・暑さ寒さも彼岸までとか、ようよう春めいてまいりました。
・春はあたかも木の芽どき、頭までぼんやりしてしまいます。
・杏の花が咲いて、里は春です。
・桜がほころび始めました。いよいよ春本番ですね。
・咲いたかと思ったのに今日は雨。花散らしの雨になりそうです。
・桜吹雪の中で今年も春を全身に浴びました。
・夜桜に人のにぎわう季節となりました。
・花見の宴が終わって、花疲れを覚えます。
・花の盛りに春愁を思うのは、桜の美しさのせいなのでしょうか。
・花冷えを覚える今日この頃ですがお変わりありませんか。
・春眠暁を覚えず。春の日曜日は浅い眠りに格別の豊かさを感じます。
・日永となって、長閑な頃。
・春曇りと思っていましたのに、超高層ビルのガラスがキラキラときらめいていました。
・花時と思う間もなくもう葉桜。
・入学式おめでとうございます。ピカピカの新入生にはあいにくの花冷えの雨でした。
・春色、とみに濃くなり、万花咲く季節です。
・そよ風がチューリップを一斉に揺らして、春は土を温めています。
・真新しいランドセルが目に眩しい一年生ですが、きっとすぐ大きなランドセルが小さく見えるほど目覚ましいご成長をなさることと思います。
・春の盛り、うららかな陽気に誘われて、つい遠出をしてしまいました。
・すっかり日が長くなりました。

手紙の結び4月の例文

【4月の一般的な結びの分】

・花見の季節でございます。ご体調崩さないようお気をつけてお過ごしください。
・天候不順の折、くれぐれもご自愛くださいませ。
・〇〇公園の桜は今年は夜桜のライトアップも見所だそうです。ご多忙かとは存じますが、ぜひ足をお運びください。
・日課のウォーキングもしやすい気候となりましたね。どうぞお健やかにお過ごしください。

【入学/進学/就職/転勤】

・新任地におかれましても御手腕を発揮されますことを期待しております。
・長年住み慣れた土地を離れ、不安も多いことかと思いますが、いつでも私たち家族が応援していますからね。
・単身赴任生活では食生活が乱れがちかと存じますが、くれぐれもご健康にはご留意ください。
・当地の方へご出張の機会などがありましたら是非お顔を見せてください。
・本日初めてのお給料を頂きましたので、お父さん、お母さんへささやかな贈り物を同封しました。どうかお納めください。
・〇〇くんが楽しく小学校生活を送ることができますように。
・子供が入学し日中は信じられないくらい静かになりました。ご都合がつく時に是非ランチでもご一緒しましょう。

【ゴールデンウィーク】

・連休のご旅行、存分に羽を伸ばして楽しんできてください。
・連休中くらいはゆっくりお体をお休めください。

結語の一例

結びの一文の後、つまり手紙の本当の最後には頭語に対する「結語」を書いて文章を完結させます。

【一般的な手紙の場合】
・敬具(けいぐ)
・敬白(けいはく)
・拝具(はいぐ)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【丁寧な手紙の場合】
・謹言(きんげん)
・謹白(きんぱく)
・敬白(けいはく)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【前文を省略する手紙の場合】

・ 草々(そうそう)
・不一(ふいつ)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【急用の手紙の場合】
・草々(そうそう)
・不一(ふいつ)
・不備(ふび)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【返信の手紙の場合】
・敬具(けいぐ)
・拝答(はいとう)
・敬答(けいとう)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【再信の場合】
・敬具(けいぐ)
・敬白(けいはく)
・拝具(はいぐ)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

【面識のない相手の場合】
・拝具(はいぐ)
・敬具(けいぐ)
・敬白(けいはく)
・かしこ(※差出人が女性の場合)

 

まとめ

今回は4月の手紙の時候の挨拶について紹介いたしました。小さいお子さんの入学祝いなどのお礼には、親御さんの手紙とは別に、お子さん本人の簡単なお礼のメッセージなども送って差し上げると感謝の気持ちがより伝わり喜ばれるかと思います。ご参考ください。

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