骨粗鬆症とはどんな症状の病気なのか?原因や対策や治療法は?

骨粗鬆症とは骨が弱くなり骨折しやすい状態になる病気です。特に女性の高齢者に多く見られる病気ですが、若い時の食生活や運動習慣なども関連してくることが多くありますので、年代を問わず関心を持っておくべき病気ということが言えるでしょう。

今回は骨粗鬆症の症状や原因や治療法について解説いたします。

スポンサードリンク

骨粗鬆症とはどんな症状の病気なのか?

骨粗鬆症とは、年齢とともに骨量(骨の質量)が減少し、最終的には骨がスカスカになり、もろくなって腰痛になったり、骨折しやすくなる病気です。

骨量が減っただけでは自覚症状はなく、もろくなった骨が骨折することで初めて症状が現れます。

骨折箇所は背骨がもっとも多く、腰や背中の痛み、円背(えんぱい)などの症状が出ます。次に骨折しやすい場所は手首で、60歳代に多くみられます。70歳以降に急増するのが、太ももの付け根の骨折(大腿骨頸部骨折)で、多くは転倒によって受傷します。大腿骨頸部骨折がきっかけとなって、寝たきりの生活になってしまうケースが多く見られます。

咳やくしゃみなどちょっとしたことでも、背骨や大腿骨が骨折してしまうことがあるため、転倒にだけ気をつけていれば良いというわけでもないので、非常に厄介で用心が必要です。

骨粗鬆症は何が原因で発症するのか?

骨粗鬆症は、骨を形成する力が弱くなったり、カルシウムの吸収力が低下したりといった、骨のカルシウム量が減少することによって発症します。カルシウムが溶け出してしまった骨には、まるで軽石のようにたくさんの穴が開いてしまいます。

骨粗鬆症は、原因のはっきりしない原発性骨粗鬆症と、原因のはっきりしている続発性骨粗鬆症に分類されます。

原発性骨粗鬆症は、閉経後骨粗鬆症と老人性骨粗鬆症に分かれ、続発性骨粗鬆症は、ステロイドの服用や関節リウマチなどが原因となることが多くみられます。

原発性骨粗鬆症では、加齢(老化)と閉経による女性ホルモンの欠乏が主な原因で、自然現象の一つといえます。女性ホルモンの分泌減少が起きると骨をつくる作用が低下してしまいますので、閉経後の60歳以上の女性に多く発症します。

その他にも、男女ともに老化によってビタミンD代謝機能障害が起きると、腸からのカルシウム吸収が不足して骨の形成ができなくなることや、運動不足なども原因となります。若い日の偏食や運動不足あるいは卵巣や胃腸の手術などが遠因となるため、若いうちから健康管理には十分注意していきたいものです。

続発性骨粗鬆症は、ステロイド薬の長期にわたる服用によってカルシウムの吸収力が低下したり、尿中へのカルシウム排泄量が増えたりして、骨量が減少しすることで引き起こされます。

スポンサードリンク

骨粗鬆症にはどんな治療や薬や対策があるのか?

骨粗鬆症の治療法は様々ですが、骨吸収を防ぎ、骨密度をあげる薬や、骨の代謝を助ける薬、痛みを緩和する薬などが使用されます。骨粗鬆症の進行具合や体質に合わせて、骨密度の減少を止める処方か、骨を作り出す処方かが検討されます。

薬物療法としては、骨の代謝を助ける活性型ビタミンD3製剤、女性ホルモンであるエストロゲン製剤、骨からカルシウムが溶け出るのを抑えるビスフォスフォネート製剤やカルシトニン製剤などを服用します。短い期間の服用では効果がないため、医師と相談しながら、気長に治療を進めていくことになります。

骨粗鬆症の予防には、

  • 適度な運動によって骨を増やす
  • 日光浴によってビタミンDを作る
  • カルシウムを多く含んだ食事

の3点が非常に重要です。カルシウムを多く含む食材としては、牛乳や乳製品、小魚や豆腐などがおすすめです。

また、骨量減少を見つけるために骨塩定量検査(骨密度検査)を必ず受けるようにしましょう。

高齢者の場合は、骨折の原因となる転倒を防ぐことも大切です。運動によって筋力や反射神経を養ったり、住環境の改善(段差解消や手すりの設置などのバリアフリー化)などの対策をできる限り講じるようにしましょう。

まとめ

今回は骨粗鬆症の症状や原因や治療法について解説いたしました。高齢者の方で、大腿骨の骨折によって寝たきり生活になってしまう例は珍しくありません。若いうちから、カルシウムをしっかり摂り、適度な運動をこなし、日光もしっかり浴びることで強い骨を形成して、骨折しにくい強い体を作り、骨粗鬆症の予防に努めるようにしましょう。

スポンサードリンク