化粧水は肌の保湿には必要ない?何のために使うの?正しい使い方は?

女性なら毎日欠かさずに化粧水を使用しているという方がほとんどかと思いますが、この化粧水が肌の保湿をする上で必ずしも必要がないという話が聞かれます。この噂は本当なのでしょうか?

今回は女性のお化粧アイテムの中でも基本中の基本である化粧水について解説いたします。

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化粧水は肌の保湿には必ずしもいらない?

ほとんどの女性の方が毎日愛用している化粧水ですが、多くの方がその働きを正しく理解されていないようです。化粧水とはどのような役割のものなのか改めて見ていきましょう。

化粧水は保湿に必要ないの?

洗顔後、真っ先につける化粧水。洗い上がりの無防備な肌を守ってくれる、救世主のように思われていますが、実はスキンケアの中では化粧水は、さほど重要ではなく、極論を言えば、なくてもよいものです。

化粧水の水分が、肌の潤いのもとのように思う人が多いのですが、そうではありません。肌にある水分は、体の中から常に染み出している水分、つまり体内の水分です。

人間の細胞は、体内の水分ですべて潤っているのは当然のことであり、肌も体の一部です。肌細胞だけが化粧水の水分で生きているということはありません。

肌は外気にさらされているため、表面からは常に水分が蒸発します。蒸発から水分を守っているのは、セラミドなどの、水と結合する物質です。それが減ってしまうと乾燥肌になるわけです。

肌に潤いを与えたいならば、水と結合するもの、すなわちセラミドやその他の保湿成分を与えなければなりません。水分そのものを与えても本当の保湿にはならないのです。

化粧水は、大半が水で、保湿成分をあまり含みません。化粧水をつけることは「潤している」というよりは「濡らしている」状態に近いと言えるでしょう。

肌の保湿は、化粧水ではなく、そのあとにつける保湿成分を含んだ美容液などで行うものです。よって、化粧水はスキンケアのラインの中では、なくてもよいものと言えるのです。

化粧水は何のために使うの?

化粧水を使用する目的は「洗顔後の肌を整えるため」とよく言われますが、「整える」とはかなり曖昧な表現で、何をどう整えるのかはっきりしません。

また、化粧水のほとんどは弱酸性に作られており「洗顔後の肌のpHを弱酸性に戻す」という作用はあるのですが、それをしなくても、洗顔後15分くらいたてば肌は自然に弱酸性に戻ります。

つまり、化粧水は絶対必要というものではないのですが、気分的な効果はあると言えるでしょう。

水の感触を好む人が多く、化粧水は使用感がよいので人気が高いのです。それは、水から生まれた生物としての、ほとんど本能的なものかもしれません。水には人の心を癒したり、リラックスさせる効果があるようです。

しかし、あくまで気分的なものなので、化粧水を100回パッティングして肌にたたき込もうとしたり、何度も重ねづけしたりしても、無意味であるどころか、肌を傷めることにもなりかねません。

また、あまりに必死に肌に届けようとして頑張ってしまうと、癒しにもリラックスにもならないどころか、かえってストレスにもなりかねません。

そもそも水性のものは、油性のものに比べると、どうしても肌への浸透は悪いものですし、頑張っても肌には入らないのです。

「肌にとりこむ」ことは忘れて、やさしく、肩の力を抜いて、肌を包むようにつけてみましょう。脳の中で癒しのホルモンが分泌され、間接的に美肌にもプラスの効果が得られるでしょう。

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化粧水の上手なつけ方は?

正しい化粧水のつけ方は、洗顔後の肌に、手でやさしく、押さえるようにつけます。手のひらに500円玉大くらいを取り、軽く手を合わせて広げたら、頼を両手で包むように押さえます。残った分があれば、額などに少しのばして終了です。肌の表面に水気が残っていても、そのままにします。すり込んだりすると、摩擦で肌が傷んでしまいます。

そのまますぐに美容液などの、次のステップに進みます。「浸透するまで待ってから」という人がいますが、肌に残った水気は、浸透しているのでなく、ほとんど蒸発しているのです。蒸発する間に、肌の潤いも奪われてしまいます。

洗顔後は、いくつかのアイテムをつけるのであれば、間髪いれずに次から次へと肌にのせていくようにしましょう。スピードが大切ということです。

化粧水はコットンでつけたほうがいいの?

「化粧水は、コットンでつけないといけない」と思い込んでいる人が多いようですが、これは誤った認識です。

「手が栄養を吸ってしまうから」または「コットンでないとむらになってきれいにつかないから」ということはありません。

「手が栄養を吸うか」ですが、試しに手のひらに化粧水をすくってしばらくおいてみてください。どんどん減ってしまうということは決してありません。そもそも皮膚は、そんなに瞬時にものを吸収したりしないようにできており、だからこそ私たちは、洗剤を素手で触ったりすることができるのです。

よって、化粧品を手でつけても、手の皮膚に栄養を取られるということはありませんし、化粧水をつけられる側の顔の皮膚も同様で、水性のものはあまり吸収されないというのが実際です。

「コットンでないとむらになってきれいにつかないから」というイメージについてですが、手のひらで顔を包むようにつければ、むらになることはありません。そもそも化粧水は、ほとんどが浸透するよりも蒸発してしまうので、むらになったとしてもほとんど問題はありません。

それどころか、コットンは無用であるばかりか、有害ともいえます。コットンの繊維は肌に刺激になるので、コットンでパタパタと叩くことを続けていると、シミの原因になることもあります。どんなにフワフワの厚手のコットンでも、濡れれば薄くて硬い、板のようになります。空気を含んでいるからフワフワしているのであり、濡れて空気が抜ければ、ただの繊維のかたまりです。その繊維のかたまりで皮膚をたたいてしまうことになり、なおかつ頼の下には頼骨があります。骨と板で肌を挟んでいるので、刺激はさらに強く伝わります。

ポイントメイク落としが必要な人はそのときだけコットンを使うのは構いませんが、日頃はコットンを使用しないスキンケアをおすすめします。

肌に効果のある化粧水はないの?

保湿のためでなく、肌に有効成分を届けるための化粧水というものがあります。

例えば、ビタミンCは水溶性なので、化粧水で肌に与えるのが効果的です。美容液やクリームよりも、化粧水に配合されたもののほうが、安定がよいと言えるでしょう。そのような有効成分を含んだものならば、化粧水を使うことには大変意味があります。

つまり、肌に「水分」を与えるのではなく、有効成分を与えるために使うということです。その代表がビタミンCです。中でも、浸透力を高めたビタミンC誘導体は、アンチエイジングに欠かせない成分です。これらを含んだ化粧水は肌に効果的に働くと言えるでしょう。

まとめ

今回は化粧水の必要性や正しい使い方などについて解説いたしました。極論を言えば、使わなくても実害はほとんどないのが化粧水です。長年使用していた経験から、すぐに使用を中止するのも難しいかも知れませんし、無理に使用を辞める必要もありませんが、化粧水の成分は肌の表面から浸透することはほとんどありません。ビタミンC誘導体など一部の成分を除けば、化粧水の効用は使用するあなたが気分的に快適になれるという点が大きいと言えます。

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