塵肺

塵肺とはどのような症状の病気なのか?

塵肺(または塵肺症)とは、粉塵の吸入による肺の障害です。粉塵(鉱物のほこり)を長期にわたって吸入することで、肺に炎症が生じ、肺胞組織が線維化するなどの障害が起こります。粉塵の種類によって、石綿(いしわた、アスベスト)による石綿肺(せきめんはい)、ケイ素による珪肺(けいはい)、ベリリウムによるベリリウム肺に分かれます。受障者の職業から、さらされた粉塵の種類を特定することができます。

粉塵を吸い始めてから発症まで、早くても数年はかかります。最初は自覚症状がありませんが、乾いた咳や痰が出始めるころにはかなり病気が進行し、続いて息切れや呼吸困難が現れます。

いちど発症すると元には戻らないため、定期的な健康診断や防塵マスクの着用など、予防に努めることが何より大切になります。

塵肺とはどのような原因で発症するのか?

塵肺は、いろいろなものの粉塵が肺に蓄積されておこる肺の疾患です。少量の蓄積では肺の機能で体外に排出されますが、何年にもわたって多量の粉塵を吸っていると、肺組織が線維化し、ガス交換に異常をきたすことが原因となって発症します。

塵肺の治療法は?

塵肺の受診科は内科や呼吸器内科になります。治療は、ベリリウム肺の場合はステロイド剤が有効ですが、石綿肺や珪肺には根本的な治療方法はありません。

石綿肺や珪肺の治療は、気管支拡張剤を使ったり、肺内の分泌物を排出する粘液溶解剤などで気道を清潔にして呼吸しやすくすることぐらいですが、粉塵を吸わない環境に移動しなければ完治は期待できません。

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