閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化によって血管が細くなり、その先へ流れる血液の量が少なくなる病気です。ゆるやかに進行しますが、合併症を起こすことも多い難治性の病気です。今回はそんな閉塞性動脈硬化症について解説いたします。

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閉塞性動脈硬化症とはどのような症状の病気なのか?

閉塞性動脈硬化症とは、動脈硬化により、四肢の主要動脈が狭窄あるいは閉塞し、その抹消の組織の循環障害をきたす疾患です。受診科は循環器内科や心臓血管外科似なります。

50〜70歳代の男性や喫煙歴のある人、糖尿病の人に多く発症します。女性は患者全体の10%ほどに過ぎません。動脈硬化によるほかの病気と併発することがよくあります。心筋梗塞、脳梗塞など重大な病気が多く、これらの合併症で亡くなる人がほとんどです。60歳以下で発病した場合での5年生存率は73%といわれています。

検査としては、上腕部/足関節血圧比(ABPI)を測定します。健康な状態ではABPIは1以上ですが、血流が悪くなると低下します。0.6以下は治療が必要です。

自覚症状は、歩行時の足のしびれや痛みです。数十mから数百m歩くと、足が痛み立ち止まり、しばらく休むと歩けるようになる間欠性跛行が現れます。

症状が進行するにつれて、血行障害によって起こる筋肉の痛み、歩行困難、外傷の治癒が遅くなって起こる潰瘍(かいよう=ただれ)などが起こり、最終的には壊疽(えそ=組織の腐敗)に至ります。壊疸が強いと脚の切断を余儀なくされるケースもあります。

【症状】

  • 第1度:冷感、しびれ、色の変化
  • 第2度:間欠性跛行(足を引きずる症状)
  • 第3度:安静時疼痛
  • 第4度:潰瘍、壊疽(小さな足の傷に細菌が感染して化膿、腐ってしまう病気)

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閉塞性動脈硬化症とはどのような原因で発症するのか?

閉塞性動脈硬化症の原因は動脈硬化です。誘因となる喫煙や公欠や肥満などの健康被害の改善を心がけるようにしましょう。

【原因】

  • 動脈硬化

※誘因としては、喫煙、高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常(高脂血症)など。

閉塞性動脈硬化症の治療法や予防策は?

閉塞性動脈硬化症の治療は、薬で血行を改善する薬物療法、人工血管を使ったバイパスを作って閉塞した部分を迂回するバイパス手術、壊疽が強い場合は脚を切断する外科手術を行う場合もあります。

最近は、脚の切断をせずに、動脈硬化した部分を削り取ったり、血管内でバルーンを膨らませて血管を拡張したりする手術も行われるようになっています。

予防には、誘因となる喫煙、高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常などと行った危険因子をできるだけ遠ざけるために生活習慣を見直すようにしましょう。

まとめ

今回は閉塞性動脈硬化症について解説いたしました。症状が進んでしまうと脚の切断の手術をしなければならないケースもあるため、最悪の事態を避けるためにも早期発見、早期治療が重要な疾患です。歩行時に下肢の痛みが強かったり、冷たくなるような症状が見られた時には、この疾患の可能性を疑い、早めに専門医を受診するようにしましょう。

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