コーヒーの栄養成分や健康効果

コーヒーの飲みすぎは、胃に悪いとか心臓に悪いというように、コーヒーに対しては非常にマイナスのイメージが少なくありません。ところが、近年では、コーヒーにがんを抑える働きがあることがわかりました。

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コーヒーに含まれる栄養成分

コーヒーの成分と効用

栄養成分 はたらき
クロロゲン酸 がんの予防抗酸化作用
カフェイン 利尿作用覚醒作用

コーヒーの主な栄養成分

コーヒー(浸出液)には、抗がんビタミンは含まれていませんが、抗酸化物質であるクロロゲン酸を含んでいます。クロロゲン酸は、赤ワインに含まれるポリフェノールと同じフェノール類に属します。コーヒー豆には約2%のクロロゲン酸が含まれ、これが活性酸素による害を防ぐ効果を持っているのです。この抗酸化物質以外に、カリウムやカルシウム、ビタミンB2などが含まれるが、ごく微量であるため、これらの栄養効果を期待することは残念ながらほとんどできません。カフェインとタンニンは、コーヒー100ml中に、カフェインが0.04%、タンニンが0.16%含まれています。

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コーヒーに含まれる栄養成分の健康効果

クロロゲン酸

活性酸素を抑え、発がん物質の発生も防ぐ

私たちは呼吸によって酸素を体内にとり入れ、これによって生命を維持しています。ところが、こうしてとり入れた酸素の1〜2%が、強い酸化力をもつ活性酸素になってしまいます。

活性酸素は体にとって非常に有害な物質で、これによって遺伝子を傷つけられると、細胞ががん化したり、老化や動脈硬化などを引き起こします。いかにして、この活性酸素の害から体を守るかが、がん予防や、心臓病、脳卒中などのこわい病気を防ぐポイントとなるのです。

日本女子大学食物学科のグュエン・バン・チュエン氏の研究によって、コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、活性酸素から体を守る働きがあることが明らかになりました。この実験は、コーヒーの濃度によって、活性酸素の一つである過酸化水素の発生がどの程度抑えられるかというものです。

実験によると、濃度120ppmで過酸化水素の発生が抑えられることがわかりまた。この濃度を具体的にいうと、コーヒーカップ1杯のお湯に数滴のコーヒーを加えたほどの濃度です。つまり、普通にコーヒーを飲めば、かなりの高濃度でクロロゲン酸を摂取できていることになります。

ちなみに、別の活性酸素であるヒドロキシラジカルも250ppmの濃度で消去できるという結果が出ています。

また、コーヒーは発がん物質であるニトロソアミンの発生も抑えたと報告されています。コーヒーに含まれる悪玉であるコーヒー酸(カフェ酸)は、動物実験で発がん性が指摘されていますが、トータルでみると、コーヒーはがんを抑制すると考えられています。

コーヒーに含まれる栄養成分や抗がん作用を活かす飲み方

1日に2〜5杯が目安

クロロゲン酸をとるには、先ほど述べたように、ごく低濃度のコーヒーで有効で す。したがって、がぶ飲みしたり、濃いコーヒーを飲む必要はありません。砂糖やミ ルクを入れすぎるのは肥満につながりま す。できればうすめのブラックで、1日に2〜5杯程度を目安に飲みましょう。

コーヒーを毎日数む人は胃がんが少ない?

愛和県がんセンターが40〜79歳までの約2万人を対象に行った疫学調査によると、コーヒーを毎日飲む人は、飲まない人に比べて胃がんにかかる率が低いということがわかりました。

この調査では1日に飲むコーヒーが2〜3杯と増えるにつれて、胃がんの発生率が減っているというのです。さらに、胃がんの発生に関係する喫煙習慣などの要因を除外しても結果は変わらず、コーヒーを3杯以上飲む人は、飲まない人に比べて約半分の発生率だといいます。

この結果を分析したところ、コーヒーを飲む人は、食事が洋風型になりやすく、胃がんの原因となりやすい塩分の摂取が少ないことも関係しているのではないかということです。ただし、これは喫煙しない場合。タバコを吸いながらコーヒーを飲んではダメなのです。

貧血の人、心臓病のある人はコーヒーの飲みすぎに注意

コーヒーは確かに活性酸素の害から体を守ってくれますが、貧血の治療中の人や、すでに心臓病がある人にはあまりすすめられませ ん。貧血の治療で鉄剤を飲んでい るのにコーヒーを大量に飲むと、鉄の吸収を妨げてしまいます。また、カフェインのとりすぎは、心臓に大きな負担をかけます。

上述の1日の適量2〜5杯と いうのは、健康な人が飲む場合の目安ですから、くれぐれも飲みすぎないようにしましょう。

まとめ

今回はコーヒーに含まれる栄養成分について解説いたしました。嗜好品のため、飲む人と飲まない人に大別されますが、飲まない人の中で、特別な理由がない場合はたまにはコーヒーを飲んでみるのも良いかも知れませんね。

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