猫の予防接種を受ける時期はいつ?ワクチンの種類は?値段はどれくらい?

猫には犬のように伝染病の予防接種が義務づけられていないため、愛猫が生命に関わるウイルス性の病気にいつ感染するかわかりません。伝染力がとても強いのがウイルス性の病気の特徴です。抵抗力の弱い子ネコや老猫が発病すると、死にいたるケースも少なくありません。そこで重要になってくるのが予防接種なのです。
今回は猫の予防接種について解説いたします。

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猫の予防接種を受ける時期はいつ?

愛猫を守るために年1回必ず接種を

ネコがかかる感染症の中には、ワクチン接種によって予防できるものもあります。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症

の3種類の疾患に関する3種混合ワクチンの接種が主流です。

接種の時期の目安としては、子ネコは通常初乳を通して母ネコから抗体をもらうので、その効果が薄れる生後50日過ぎに1回目、その3〜4週間後に2回目のワクチンを接種するのが良いでしょう。それ以降は毎年1回ずつ接種させましょう。

室内飼いだから予防接種は必要ないと考える飼い主さんがいますが、これは大きな誤りです。動物病院へ行った際に感染したり、飼い主が外でほかのネコに触って病原体を持ち込んでしまう可能性が全くないとは言い切れないからです。

これらの病気は伝染性が強く、命に関わることもあります。愛猫の健康を守るためには、室内飼いの場合も毎年必ずワクチン接種を受けるようにしましょう。

健康診断もあわせて受けましょう

年1回のワクチン接種の際には、健康診断も併せて受けておくのがおすすめです。動物病院へ行くのは、何かの病気にかかった時やその可能性が高い症状が見られた時などがほとんどで、改めて健康診断を目的に受診する飼い主さんというのは少ないものです。

病気の早期発見や早期治療には、健康な時の状態を把握しておくことが欠かせないため、ワクチン接種の際にはついでに健康診断をぜひ受けてみてください。病院によってはCTスキャンや音波検査などの詳しい検査を行う「猫ドック」を受けられるところもあるので、活用すレバより詳細な健康状態を把握することができます。

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猫の予防接種の種類は?

猫の予防接種の種類は、上述の3種混合ワクチンの他にも、1種(単体)ワクチン、4種、5種、7種の混合ワクチンなどがあります。

1種ワクチン

猫エイズウイルス感染症

レンチウイルスの感染による猫エイズ。猫同士のケンカや交尾による感染のほか母子感染もあります。感染すると免疫力が弱くなり、慢性の口内炎や鼻炎、皮膚炎、腸炎などが多発します。末期には貧血が進み、痩せて、悪性腫瘍や感染症が見られますが、環境によっては平均寿命を全うすることもあります。

猫白血病ウイルス感染症

潜伏期間が数週間〜数年と長いのが特徴。発症後は白血病、リンパ腫、神経症状などを引き起こし、死に至ることも。また、白血球が減少して抵抗力が弱まり、さまざまな病気を併発しやすくなります。

3種混合ワクチン

下記の3種類の病気に対するワクチンです。

猫ウイルス性鼻気管炎

ネコへルペスウイルスによる感染症です。くしゃみ、鼻水、咳、結膜炎などの典型的な風邪のような症状が現れます。40度以上の熱が出ることもあり、子ネコや老猫の場合は命に関わることもあります。

猫カリシウイルス感染症

ネコカリシウイルスによる感染症です。くしゃみ、鼻水、目やに、発熱などが見られるほか、口の中に潰瘍(口内炎)ができるのが特徴です。呼吸困難や急性肺炎を引き起こすこともあります。

猫汎白血球減少症

ネコパルボウイルスが病原体です。感染力が強く、死亡率も高い病気です。激しい嘔吐、下痢、発熱によって脱水症状を起こすほか、白血球が減少して抵抗力が弱まり、ほかの病気を併発しやすくなります。

4種混合ワクチン

下記の4種類の病気に対するワクチンです。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病ウイルス感染症

5種混合ワクチン

下記の5種類の病気に対するワクチンです。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病ウイルス感染症

猫クラミジア感染症

クラミジアが目や鼻、口から侵入して粘膜に炎症を起こす病気です。激しい結膜炎のほか、くしゃみ、鼻水、咳などの症状も見られます。呼吸器の災症がひどくなると、肺炎を起こすこともあります。

7種混合ワクチン

下記の7種類の病気に対するワクチンです。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎
  • 猫カリシウイルス感染症(3種)
  • 猫汎白血球減少症
  • 猫白血病ウイルス感染症
  • 猫クラミジア感染症

猫の予防接種の値段はいくらくらい?

各予防接種の費用は動物病院ごとに異なりますが、概ね下記のような金額になることが一般的です。しかしながら、例えば3種混合ワクチンの場合は3,000円程度の病院もあれば、1万円以上の料金の病院もあるようですので、かなり料金の幅は広いようです。手術などと違い、ワクチン接種は技術料ではなくワクチンの代金なので、病院によっての良し悪しはありません。可能な範囲で安い料金の病院を探してみるのが良いでしょう。実際に接種を受ける際には、事前に病院に料金を確認をするようにしてください。

予防接種の値段の目安

  • 3種混合ワクチン……3,000円〜5,000円程度
  • 4種混合ワクチン……4,000円~7,000円程度
  • 5種混合ワクチン……6,000円~7,500円程度
  • 7種混合ワクチン……7,000円~8,000円程度

まとめ

今回は猫の予防接種について解説いたしました。部屋と外を行き来する猫でも、室内飼いの猫でも、子猫のうちに必ず予防接種を受けさせ、病気から守って長生きをさせてあげてください。

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