猫が動くものにじゃれるのはなぜ?飼い主の足にたまに飛びつく理由は?

猫ちゃんと遊ぶ時に、ヒモなどを動かしたり、物の陰から指などを見え隠れさせるだけで、猫ちゃんは大喜びでじゃれてきます。猫が動くものに反応して大はしゃぎするのはなぜなのでしょうか?今回は猫がじゃれる秘密について解説いたします。

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猫が動くものに反応してじゃれるのはなぜ?

猫は野生ではもともとネズミ、鳥、トカゲなどを自ら捕らえて食べていた動物です。狩りをする必要がない現代の飼いネコにもその野性の狩猟本能は残っていて、動く物を見ると無意識のうちに捕らえようとするのです。

とは言っても、動く物なら何にでも手を出すというわけではありません。ネコの本能が刺激されるのは、獲物であるネズミや鳥や虫のような小さめのサイズで、それらに近い動きをするものに限られます。ネコじゃらし、小さなボール、壁や床に光を照射して動かすおもちゃなどが大好きなのはこの条件に合っているからです。自動車などはネコの獲物としては大き過ぎるので、いくら動いていても狩りの対象とは認識せず、捕らえようとはしません。

天性のハンターであるネコの体には、獲物を効率よく捕らえるための武器がたくさん備わっています。獲物の声や動く音を敏感に察知する聴覚、暗闇の中でも獲物の動きを捕らえることのできる目、瞬発力・ジャンプ力・バランス感覚に優れたしなやかな体、獲物を一撃必殺でしとめることのできる鋭い歯や出し入れ自由の爪など。これらはネコの祖先が狩りをして暮らしていたころに発達したもので、現在のすべてのネコに受け継がれています。

猫は狩猟の際には、草むらなどに身を隠し、聴覚や視覚を研ぎ澄ませて獲物を待ち伏せします。獲物がやってくると、標的をじっと見据えたまま、おなかを地面につけるような格好で足音を立てずに忍び寄ります。全身の筋肉を使って体をバネのようにしならせ、一瞬のうちに獲物に襲いかかります。足音を立てないように引っ込めていた爪を出し、指を開いて獲物を捕まえ、急所である首筋に噛みつきます。

飼い猫がじゃれている時も、この狩猟の行動パターンが基本にあるので、飼い主のあなたが、直接手などを使って遊び相手をしている時は思わぬケガにつながる場合もありますので、注意が必要です。

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猫が飼い主の足に急に飛びつくことがあるのはなぜ?

忙しい時に限って、猫ちゃんがくるぶしを目がけて飛びついてくることがあります。足を急にひっかかれた経験がある飼い主の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「忙しいときに限って」というのはただの人間の主観で、ネコにはそんなつもりは毛頭ありません。忙しそうに動き回る飼い主の足に狩猟本能が刺激されて、ついまとわりついたり、飛びついたりしてしまうだけのことなのです。

基本的に人間は自動車などと同じように、ネコの獲物としては大き過ぎるので、狩りの対象にはなりませんが、足や手などー部分の動きが獲物のように見えてしまうことがあるのです。イスに座って足をブラブラさせたり、箱に入った猫に指などを見え隠れさせると、じゃれついてくることがありますが、これらの行動もその一例です。

足に飛びついてくるのが本能的な行動だと理解できていても、実際に忙しいときに足元をうろちょろされると思わぬケガをさせてしまう危険があります。万が一に備えて、別室やケージに入れておくと事故の予防になり安心です。

また、時間のあるときにネコじゃらしやボールなどで遊んであげて、ネコの狩猟本能を満たしてあげることも大切です。その際、獲物に似た動きを演出して本能をくすぐると効果的でしょう。おもちゃを不規則に動かしたり、布や毛布の下で見え隠れさせたり、カサカサと音を立てたりすると猫は夢中になります。ただし、先述のように、手にじゃれつかせて遊ぶと、おもちゃと勘違いして噛み付くようになってしまうので、必ずおもちゃを使って遊ぶようにしましょう。

まとめ

今回は猫がじゃれる理由について解説いたしました。野性の狩猟本能が残っているための行動なので、日頃からその欲求を満たしてあげるように遊んであげたり、急に足に飛びついてきた時にはケガをさせないように十分に注意しましょう。

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