猫が喉をゴロゴロ鳴らす理由や意味は何?

猫がゴロゴロと喉を鳴らす音についつい癒されるという飼い主の方も多いかと思いますが、このゴロゴロには一体どのような意味があるのでしょうか?今回はゴロゴロに秘められた様々なサインについて紹介いたします。

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猫のゴロゴロのメカニズムが最近ようやく解明された

ゴロゴロと喉のあたりを鳴らすのは、ネコの大きな特徴のひとつですね。このおなじみの音がどこからどのような仕組みで出ているのかは、つい最近まではっきりとは解明されないまま、専門家の間ではさまざまな説が唱えられていましたが、咽頭筋を震わせ、声門がごく短時間で開いたり閉じたりするために発せられるということがようやく解明されました。では、この「ゴロゴロ」を鳴らす理由や意味はいったい何なのでしょうか?

猫が喉をゴロゴロ鳴らす理由は?

あなたもよくご存じの通り、猫は気持ちがいい時や、満足しているときにゴロゴロとのどを鳴らしますが、ほとんど生まれてすぐの仔猫からゴロゴロが始まることから、自然界におけるもともとのゴロゴロの役割は、母猫の母乳をたくさん出すように促すためではないかとも言われています。猫の授乳する姿を見ていると、仔猫たちの鳴らすゴロゴロと、母猫が鳴らすゴロゴロの間で伝わるものがあるのは確かなように思えます。その静かなコミュニケーションを見ていると、こちらもなんだか幸せな気分になりますね。

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猫のゴロゴロの意味は?

あくまで仮説ですが、ゴロゴロの本来の役割は授乳を促すためと述べました。今後さらに研究が進み、より詳しく解明されることでしょう。

授乳促進説は置いておくとしまして、実に様々な場面で猫はゴロゴロをします。

  • ごはんがほしい
  • 撫でてほしい
  • 遊んでほしい

等、これらの要求の時には必ずゴロゴロしながらすり寄ってきます。基本的に猫がゴロゴロと喉を鳴らすのは、リラックスしている証拠です。撫でているときに、全身の力を抜いて甘えてゴロゴロと気持ちよさそうな音をさせるのは「もっと撫でて」のサインです。

また何か楽しいことが始まりそうだと思っていると、その楽しいことへの期待感で喉がゴロゴロ鳴るのです。飼い主に何かを要求するときには「ワクワク」の気持ちからゴロゴロと音を出すことが多いと言えます。

また、

  • お腹いっぱいで満足
  • 撫でてもらって嬉しい
  • 一緒の布団に入れて嬉しい

など、欲求が満たされた時にもゴロゴロと鳴らしますので、一見するとゴロゴロは幸せのシグナルのようにも思われがちですが、必ずしもそうではありません。

猫は

  • 病気で体調が悪い
  • ケガで体調が悪い
  • 痛みを感じている

などの時にも喉を鳴らすのです。実はこのことも先に述べた授乳を促すゴロゴロと無関係ではありません。仔猫がお母さん猫のお乳を飲むときにゴロゴロと音を鳴らすということは、生物学的には生命力の弱い仔猫からの母ネコに対する世話を求めるシグナルなのです。つまり、ミルクを飲みたいとせがむ時も、病気やケガのときにのどを鳴らすのもどちらも同じ「お母さん、助けて」というシグナルなのです。

また、動物病院の診察台に乗ったとき、出産や授乳、または死ぬ直前にもゴロゴロと喉を鳴らすことがあるようです。一説によれば「パニックに陥った時、擬似的にリラックスしている状態をつくるために喉をゴロゴロと鳴らす」とも言われています。保護を必要とするときに、赤ん坊のころ母猫へと出したシグナルだったので、不安なときに飼い主にも世話や安心を求めて鳴らしているのかもしれません。

飼い主になでられたり、抱っこされたりして気持ちがいいとき、満足しているときなど「幸せなとき」のゴロゴロは音がやや高めなのに対して、体調が悪いときや痛みを感じているとき、ストレスを感じたとき、不安を感じたときの擬似的リラックスのときなどの「つらいとき」ゴロゴロは低い音で鳴るのが一般的です。苦しいときのゴロゴロを満足のゴロゴロと間違えないようにしてくださいね。

まとめ

基本的に喉をゴロゴロ鳴らすのは、猫ちゃんの「うれしい・楽しい・気持ちいい」などといった幸福な気分の現れであり、飼い主であるあなたに対して「大好き」の表現をしてくれていると思って間違いはないでしょう。ただし、同じゴロゴロでも仔猫時代の名残から「助けて」の気持ちもあれば、診察台に乗せられた時や死の直前などの、これから自分がどうなるかわからない状況での「不安」な気持ちを体現するゴロゴロもあることを知っておいてください。

つまり「ゴロゴロ」は、ときには”ワクワク”であり”ビクビク”であり”ソワソワ”でもあるのです。猫の大事な言葉「ゴロゴロ」の理解に少しでも参考になりましたら幸いです。

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