ビール酵母に含まれる栄養成分と健康効果について

ビール酵母は栄養の宝庫とも呼ばれ、非常に高い栄養価を持つことで知られています。また抗がん作用も持っており、健康効果の面でたいへん優れています。今回はそんな「ビール酵母」について解説いたします。

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ビール酵母に含まれる栄養素や健康効果

アミノ酸と核酸が豊富。がんと闘う体力づくりに最適

ビール酵母は「サッカロミセス属」と呼ばれる単組胞の球形の生物で、直径7〜9マイクロメートルです。子細胞が出芽、分離して増えていくものです。乾燥ビール酵母(粉末やサプリメント類)に含まれる成分で、最も多いのはタンパク質で約50%を占めます。

人間の体を作っているたんぱくは、20種類のアミノ酸から作られていますが、このうちの18種類のアミノ酸がビール酵母に含まれています。残りの2種類は人の体で作られるので、ビール酵母でアミノ酸すべてが補給できるわけです。ですから、がん治療中で体力の減退した場合の栄養補給などにはビール酵母を含んだサプリメント類は最適と言えます。

ビール酵母の抗がん成分は、細胞壁の内層にたくさん含まれる多糖体「グルカン」です。このグルカンのうち、多量に含まれるβ-グルカンの水溶性成分に、免投力を高めたり、がん細胞の成長を抑える抗がん作用があります。食物繊維でもあるグルカンやマンナンがたっぷり含まれていますので、便通をスムーズにして大腸がんを予防する効果が期待できます。

また、ビール酵母にはミネラル類の中でも、がん予防効果が高いセレンが、抗酸化ミネラルとして含まれています。そのほか、新しい細胞が作られる時に不可欠な核酸が豊富に含まれています。核酸は、私たちの体の細胞が新陳代謝の際に正しく用いられ正常な細胞を作ります。逆に核酸が欠乏するとがん細胞が作られやすくなってしまいます。核酸が補充されれば、がん細胞が作られにくくなるという点でがんを予防する効果が期待できます。

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ビール酵母と痛風の関係

しかし、この核酸は、中年の肥満男性で多く起こる痛風の引き金になる可能性があるというマイナスの要素も持ち合わせています。核酸は消化吸収されると尿酸を作るので、痛風のある人は注意が必要です。

近年、プリン体の摂取による健康への弊害が話題となる機会が多いですが、確かにビール酵母などの乾燥酵母には、かなり多めのプリン体が含まれているものの、大量に摂取するようなものではありませんし、プリン体はほとんどの食品に含まれるものです。

近年の医学の考え方の主流は、体内で尿酸が滞留し高尿酸値となったり痛風を発症することの原因は、プリン体摂取量よりもその人が持つ尿酸排出能力に大きく依存するというものに変わりつつあります。

つまり尿酸を排泄する能力が正常ならば、プリン体の摂取量を厳重に制限する必要性はないということです。

まとめ

今回はビール酵母に含まれる栄養成分などについて解説いたしました。がん予防にも高い効果が期待できると考えられていますので、気になる方はビール酵母でアミノ酸の補給をしてみてはいかがでしょうか。

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