赤ちゃんが便秘の時や緑や白や黒い色のうんちが出る時の対処法

おっぱいやミルクだけで過ごす授乳期の赤ちゃんの便は、大人とは全く違ってゆるめで、1日に何度も出ることがあります。おむつ替えのたびにうんちがあって、色も緑っぽかったり、甘酸っぱいにおいがしたりして、慌てるお母さんもいますが、赤ちゃんの時にはそういったうんちはごく普通です心配することではありません。

しかし、もちろん病気などによって便の状態に異常が見られることもあり、お母さんは赤ちゃんの便のから赤ちゃんの健康状態を敏感に察知しなくてはなりません。

今回は赤ちゃんの便の状態からわかる健康状態の変化について解説いたします。

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赤ちゃんの便秘や便が緑などおかしな色の時の対処の仕方

赤ちゃんが病気の時のうんちには、はっきりした特徴が現れます。まっ白い便や血便がそれですが、明らかにいつもと違ううんちが出たときには至急診察を受けるようにします。

離乳食が始まると、赤ちゃんのうんちも次第に大人のうんちに近づいてきます。硬めで、においも酸っぱいにおいから便臭へと変化します。

離乳食開始の直後はうんちがゆるくなることもありますが、食事が変わればうんちにも変化が出ます。下痢になったりしない限り、落ち着いて様子を見るようにしましょう。

赤ちゃんが便秘気味のときの対処

排便の回数が少ないが元気で機嫌はいい場合

特に心配いりません。

排便の回数が少なくお腹がパンパンにふくれている場合

心配ありませんが、浣腸で排便を促しても良いでしょう。

排便の回数が少なく排便時に痛がって泣いたり肛門が切れてしまう場合

  • 便秘症

の疑いがあります。病院へ連れて行きましょう。

排便の回数が少なく緑色の便が出る場合

  • 便の酸化

が考えられます。特に心配いりません。

排便が4日以上なく院腸するとドロドロの便が出た場合

  • ヒルシュスプリング病

の疑いがあります。至急病院へ連れて行きましょう。

排便が4日以上なく皮膚がザラザラしたり腫れぼったい顔になる場合

  • 甲状腺機能低下症

が疑われます。早めに病院へ連れて行きましょう。

赤ちゃんの排便にも個性があります。回数でいえば、毎日何度も出る赤ちゃんもいれば、3〜4日に1回という赤ちゃんもいるといった具合です。元気で食欲もあり、体重も順調に増えているなら回数の大小は全く心配することはありません。

3〜4日に1回しか排便がなくても、硬くない便をいきまずにするようなら問題ありませんが、顔が赤くなるほどふんばったり、苦しそうにしていて硬い便が出るようなら便秘を疑いましょう。お腹が張ると苦しい上に、便がかたいと肛門が切れて痛がることもあります。その場合はオレンジ果汁を薄めて飲ませたり、浣腸をしてあげると改善に効果的です。

赤ちゃんの便の状態がいつもと違うときの対処

便がゆるいが2〜3日でもとに戻る場合

特に心配いりません。

離乳食の直後や風邪気味の時に便がゆるい場合

特に心配いりません。

熱があり、だんだん下痢状の便になっていく場合

  • 乳児下痢症

が考えられますので病院へ連れて行きましょう。

母乳育児で便が緑色の場合

  • 授乳時に飲んだ多量の空気で便が酸化
  • 母乳の成分が乳酸菌の生成を促進

などが考えられます。特に心配いりません。

ミルク育児で便が緑色の場合

  • 腸内で便が酸化

したことが考えられます。特に心配いりません。

オムツの中の便が緑色になっていた場合

  • 便の成分ビリルビンが空気に触れて酸化

したことが考えられます。特に問題はありません。

風邪気味の時に緑色の便が出た場合

  • 腸内の細菌のバランスが変化

したことが考えられます。特に問題ありません。

便が白く嘔吐もありどんどん激しい下痢状の便になっていく場合

  • 白色便性下痢症

が疑われます。大至急病院へ連れて行きましょう。

嘔吐はともなわないが、ほんのり黄色の便やかなり真っ白な便が出る場合

  • 先天性の異常
  • 肝炎

などが疑われますので病院へ連れて行きましょう。

便に少し血がまじっている場合

  • 肛門が切れている

の疑いがあります。様子を見て病院へ連れて行きましょう。

真っ赤な血便が出て腹痛や嘔吐をともない周期的に泣く場合

  • 消化管出血

の疑いがあります。大至急病院へ連れて行きましょう。

黒いコールタール状の便が出て腹痛や嘔吐をともない周期的に泣く場合

  • 消化管出血

の疑いがあります。大至急病院へ連れて行きましょう。

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心配な便の状態

次のような症状が見られた時は、病院に連れ行きましょう。

大至急病院へ

  • 血便や黒いコールタール状の便が出た

同時に腹痛や嘔吐などをともない、周期的に泣くようなときは、大至急病院へ。消化管出血の可能性があります。血便というのは、かなりまっ赤な便です。ほんの少し便に血がついているようなときは、肛門が切れているだけのこともあります。慌てずよく確かめてみましょう。

  • 嘔吐とともに白い便が出た

ウイルス感染によっておこる病気(白色便性下痢症)で白色便が出ることがあります。次第に激しい下痢状になり、米のとぎ汁のようになってきます。

  • 嘔吐はともなわず白い便が出る

まっ白い便や、ほんのり黄色いがかなり白い便が出るような場合は、肝炎や先天性の異常の可能性があります。

  • 発熱とともに、いつもより水っぽいうんちが回数多く出て、次第に下痢が激しくなる

いつもと違ううんちが出た時には、病院に便を持参して、みてもらうようにすると良いでしょう。

便秘の場合

便秘で次のような症状が見られる時も病院へ連れて行くようにしましょう。

  • 5日以上も便が出ず、お腹がふくれてきた
  • 浣腸をすると、ドロドロの便が出た
  • 急に便が出なくなり、皮膚がザラザラしたり、腫れぼったい顔になったりした

心配のない便の状態

母乳を飲む赤ちゃんの便とミルク(人工栄養)を飲んでいる赤ちゃんの便は随分違います。

心配のないケース

  • ときどき黄色や白のツブツブがまじっている

母乳でも、ミルクの場合でも、これは脂肪分のかたまったものです。

  • 風邪気味だったり、食べ慣れないものを食べた後に便がゆるい

いつもよりやわらかめの便が出ても、2、3日で治まってしまうようなら、心配ないでしよう。

  • 3日くらい便が出なくても、お腹が張っておらず、元気で機嫌がよい

様子を見て病院へ

  • 便の回数が少なく、ぐずったり泣いたりして、お腹も張っているが、顔色はよい

心配はいりませんが、浣腸をしてあげましょこう。また、この状態が何日も続くようなら病院に連れて行きましょう。

  • 3日以上便が出ず、排便の時に痛がって泣いたり、肛門が切れていたりする。

母乳の場合の便

やわらかめでペースト状で、色は山吹色や鮮やかな黄色、時には緑がかっていたりすることもあります。甘酸っぱいにおいのすることが多いです。

ミルク(人工栄養)の場合の便

少し粘りがあり、色は黄褐色や緑色など。腐敗臭がすることもあります。

注意したい赤ちゃんの様子

  • 足を曲げ、おなかをかばうようにしていたり、腹痛の兆候はないか
  • 何分かおきに周期的に泣いていないか
  • 下痢・水のような弁が続いて脱水症状を起こしていないか
  • 発熱など、その他の症状はないか

<便秘の場合の注意ポイント>

  • 飲むミルクやおっぱいは足りているか。
  • 母乳の場合、いつまでもおっぱいを離さなかったりすれば要注意。おっぱいの後でミルクを飲ませてよく飲むようなら、おっぱいが不足ということです。
  • 偏食していないか。繊維質の多い野菜類をしっかり食べているか。水分は足りているかなど。

赤ちゃんの便に以上がある時の家庭での対応

便秘のときの食事のポイント

便秘で受診するほどの赤ちゃんは少ないのですが、うんちが硬めで排便のたびに苦しがることは結構あります。授乳や食事のケアをまめにすればかなり効果がありますので、次ようなのケアをおすすめいたします。

  • 母乳が不足しないようにすること。母乳が足りているようなら、果汁を与えましょう。
  • ミルクが薄いとうんちは硬めになりがちです。かかりつけ医に相談して、濃くする工夫も必要です。
  • 離乳食の子どもには偏食が原因のことが多いので、野菜などの繊維質の多いもの、やわらかすぎないようなものを与えましょう。

肛門が切れているときのケア

肛門が切れているときは、ぬるま湯できれいに洗ってから、ベビーオイルをつけて傷口を保護しておきます。それから、早めに一度診察を受けるようにしましょう。

便秘のときは浣腸を

おなかが張って苦しがっている時は浣腸をしてあげましょう。「こより浣腸」は、いちじく浣腸のようにくせになることがないので、まずこより浣腸を試して見ることをおすすめします。

こより浣腸で効果がない時には「いちじく浣腸」をします。市販のいちじく浣腸は1歳からの使用となっています。必ず医師に相談してから使うようにしましょう。また頻繁に使ってくせになったりしないように気をつけます。

<こより浣腸の仕方>

  1. ベビーオイルをつけた綿棒で、肛門のまわりのすべりをよくします。
  2. うすい紙を指でねじりながらつくったこより(または綿棒)を、肛門から奥に1〜2cmほどのところに出し入れして刺激します。
  3. このとき赤ちゃんのおなかをマッサージすると、より効果的です。

まとめ

今回は赤ちゃんの便の状態からわかる健康状態の変化について解説いたしました。心配されることが多い緑色の便はほとんど心配いらないものの、色が白かったり、血が混じって赤くなっている場合などはすぐに医師に相談するようにしましょう。

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