アレルギーを引き起こす食材は?

先日、東京都の6ヶ月の男の子が、はちみつを原因とする乳児ポツリヌス症で亡くなるという悲しい事故が起こりました。蜂蜜だけでなく、乳児に離乳食として与える食材にはアレルギーを引き起こす可能性の高い危険な食材が沢山あります。今回はそんな赤ちゃんにとって危ない食べ物について解説いたします。

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赤ちゃんがアレルギーを起こす可能性のある危険な食べ物は何?

消費者庁はアレルギー物質を含む食品についてパッケージ等への表示を義務付けている食材と表示を奨励しているものの合計27品目を定めています。研究により、項目内容は今後も増えていく場合もありますが、2017年現在では下記の食材が定められています。

法令上表示を義務付ける「特定原材料」

・エビ
・カニ
・小麦
・そば
・卵
・乳
・落花生

以上7品目。

表示を奨励する品目「特定原材料に準ずるもの」

・あわび
・いか
・いくら
・オレンジ
・カシューナッツ
・キウイフルーツ
・牛肉
・くるみ
・ごま
・さけ
・さば
・大豆
・鶏肉
・バナナ
・豚肉
・まつたけ
・もも
・やまいも
・りんご
・ゼラチン

以上20品目。

また、厚労省の定めにはありませんが、細菌が原因となってアレルギー(食中毒)を引き起こす可能性が高く、乳児には与え流のは避けるべき食材として

・はちみつ
・生卵
・刺身

が知られています。

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赤ちゃんの食物アレルギーによる具体的な症状は?

万が一、アレルギー物質を含む食材が使用されていることに気づかず、誤って赤ちゃんにそれらを含む食べ物を食べさせてしまった場合はアレルギー症状が現れていないか様子を観察します。症状がすぐに現れる「即時型アレルギー」と、現れるまでに数時間〜48時間の時間がかかる「非即時型アレルギー」の2つのケースがあります。重篤な症状がみられる場合は早急に病院に行きましょう。

即時型アレルギー

・じんましん
・喘鳴
・咳
・鼻汁
・下痢
・腹痛
・嘔吐

など。

アナフィラキシー(多臓器のアレルギー症状)

食物摂取後30分以内程度で重篤な症状が現れます。

・喘鳴
・呼吸困難
・全身のじんましん
・顔面浮腫
・結膜充血
・著しい鼻閉
・喉頭浮腫

など。

アナフィラキシーショック

循環障害が見られる場合は救急処置の必要があります。ソバ、エビ、カニ、セロリ、小麦などの原因物質で起こる場合があります。

・血圧低下
・頻脈
・チアノーゼ
・顔面蒼白

食物依存性運動誘発アナフィラキシー

食後の運動によって症状が現れるアナフィラキシーです。運動時の様子に異常が見られたら食事内容をチェックしてみて下さい。

非即時型アレルギー

・下痢
・血便
・体重増加不良
・便秘
・アトピー性皮膚炎の悪化
・むくみを伴う湿疹

など。食後から発症するまで時間が経過しているため、アレルゲンの特定が困難な場合もあります。

赤ちゃんのアレルギーはいつまで注意が必要なの?

厚労省では、赤ちゃんのアレルギーを引き起こす恐れのある食材について、離乳初期には避けるように推奨しています。また、初めて食品を与える際には一さじだけ与え、時間を置くようにしながら様子を観察し、少量ずつ量を増やしていくなどの対処を促しています。

オレンジ、バナナ、リンゴなどの果物は7〜8ヶ月以降に、舐める程度から始めるのが理想的です。

身体が大きくなった乳児でも、消化吸収は未熟な場合があり、離乳食は赤ちゃん個人個人の成長や発達段階を冷静に観察しながら、急がずゆっくり進めていくのが良いでしょう。概ね、どんな赤ちゃんの場合でも、1歳まではアレルゲンに対して注意しておくようにしましょう。

まとめ

今回は赤ちゃんの健康を守る上で重要な食物アレルギーについてご紹介してきました。東京で起きた事故も、悲しい事故ではありましたが、事前にアレルギー食材に関する知識があれば防げた可能性もあり、その点ではお母さん方に教訓を与えてくれたと捉えるべきでしょう。
この記事が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

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