赤ちゃんの発育3ヶ月〜6ヶ月頃

赤ちゃんの発育【生後3ヶ月4ヶ月5ヶ月6ヶ月頃の発達の目安】

赤ちゃんの成長のスピードは目覚しいものがありますが、3ヶ月目には生まれたときの2倍以上になってきた体重も、4ヶ月くらいから増え方が緩やかになってきます。これは、からだがひととおり完成してきたということです。このあとは、もちろん個人差はありますが、1ヶ月に400gくらいゆっくり増えていきます。2、3ヶ月に一度くらいは体重を計るようにしましょう。首も4ヶ月の末にはすわるようになって、自分で自由に頭を動かすことができるようになる赤ちゃんが多いようです。

体重の増加など、からだの成長がひと段落つくと、今度はからだの中身、神経や感情といった部分がめざましく成長していきます。大声で泣いたり、あやすと笑うなど感情が豊かになり、好きなことや嫌なことなどができてきます。お母さんの顔を見ると喜んで、自分のほうから声をかけたりするのも、この時期から。コミュニケーションを求めているのですから、どんどん話しかけて相手をしてあげましょう。

自我も芽生えてきます。自分のまわりの人やものに関心を持ち、一人で取り残されると、寂しくなって泣いたり、大人どうしが話していると、話に入ろうとしてくるかわいい時期でもあります。

また、手を使ってものを掴み、口に持っていくことができるようになります。この動作は、いくつもの神経が働いて、見ること、手を使うこと、口で味わうことなど、複雑な機能が連携してできあがってきたことを示しています。何でも口に入れてしまうのをしからないでください。自然にもたっぷりふれさせてあげましょう。

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3ヶ月〜6ヶ月頃の赤ちゃんの成長段階は「寝返り・おすわり期」と呼ばれています。厚生労働省の「平成22年乳幼児身体発育調査報告書」による「寝返り・おすわり期」の赤ちゃんの平均的な体重と身長の目安は次の通りです。

年齢 体重(kg) 身長(cm)
男子 女子 男子 女子
平成
12年
平成
22年
平成
12年
平成
22年
平成
12年
平成
22年
平成
12年
平成
22年
出生時 3.04 2.98 2.96 2.91 49.0 48.7 48.4 48.3
0歳1ヶ月
〜2ヶ月
未満
4.87 4.78 4.60 4.46 56.2 55.5 54.9 54.5
0歳2ヶ月
〜3ヶ月
未満
5.88 5.83 5.53 5.42 60.0 59.0 58.7 57.8
0歳3ヶ月
〜4ヶ月
未満
 6.72 6.63 6.22 6.16 62.9 61.9 61.6 60.6
0歳4ヶ月
〜5ヶ月
未満
7.32 7.22 6.75 6.73 65.2 64.3 63.7 62.9
0歳5ヶ月
〜6ヶ月
未満
7.79 7.67 7.18 7.17 66.8 66.2 65.4 64.8
0歳6ヶ月
〜7ヶ月
未満
8.17 8.01 7.54 7.52 68.3 67.9 66.9 66.4
0歳7ヶ月
〜8ヶ月
未満
8.48 8.30 7.82 7.79 69.6 69.3 68.1 67.9
0歳8ヶ月
〜9ヶ月
未満
8.74 8.53 8.05 8.01 70.9 70.6 69.3 69.1
0歳9ヶ月
〜10ヶ月
未満
8.94 8.73 8.26 8.20 72.0 71.8 70.5 70.3
0歳10ヶ月
〜11ヶ月
未満
9.13 8.91 8.46 8.37 73.2 72.9 71.6 71.3
0歳11ヶ月
〜12ヶ月
未満
9.33 9.09 8.67 8.54 74.4 73.9 72.7 72.3
1歳0ヶ月
〜1ヶ月
未満
 9.51 9.28 8.88 8.71 75.5 74.9 73.8 73.3
1歳1ヶ月
〜2ヶ月
未満
9.68 9.46 9.08 8.89 76.5 75.8 74.9 74.3
1歳2ヶ月
〜3ヶ月
未満
9.85 9.65 9.26 9.06 77.5 76.8 76.0 75.3
1歳3ヶ月
〜4ヶ月
未満
10.02 9.84 9.46 9.24 78.4 77.8 77.0 76.3
1歳4ヶ月
〜5ヶ月
未満
10.19 10.03 9.67 9.42 79.4 78.8 78.0 77.2
1歳5ヶ月
〜6ヶ月
未満
10.37 10.22 9.86 9.61 80.2 79.7 79.1 78.2
1歳6ヶ月
〜7ヶ月
未満
10.55 10.41 10.04 9.79 81.1 80.6 80.0 79.2
1歳7ヶ月
〜8ヶ月
未満
10.75 10.61 10.23 9.98 82.1 81.6 81.0 80.1
1歳8ヶ月
〜9ヶ月
未満
10.92 10.80 10.42 10.16 83.0 82.5 81.9 81.1
1歳9ヶ月
〜10ヶ月
未満
11.10 10.99 10.59 10.35 83.9 83.4 82.7 82.0
1歳10ヶ月
〜11ヶ月
未満
11.28 11.18 10.78 10.54 84.8 84.3 83.6 82.9
1歳11ヶ月
〜12ヶ月
未満
11.43 11.37 10.97 10.73 85.5 85.1 84.4 83.8
2歳0ヶ月
〜6ヶ月
未満
12.07 12.03 11.55 11.39 87.1 86.7 86.0 85.4
2歳6ヶ月
〜12ヶ月
未満
13.12 13.10 12.58 12.50 91.0 91.2 89.9 89.9
3歳0ヶ月
〜6ヶ月
未満
14.13 14.10 13.62 13.59 94.7 95.1 93.7 93.9
3歳6ヶ月
〜12ヶ月
未満
15.15 15.06 14.63 14.64 98.3 98.7 97.4 97.5
4歳0ヶ月
〜6ヶ月
未満
16.15 15.99 15.73 15.65 101.6 102.0 101.0 100.9
4歳6ヶ月
〜12ヶ月
未満
17.27 16.92 16.79 16.65 104.9 105.1 104.3 104.1
5歳0ヶ月
〜6ヶ月
未満
18.36 17.88 17.92 17.64 108.1 108.2 107.6 107.3
5歳6ヶ月
〜12ヶ月
未満
19.48 18.92 18.94 18.64 111.4 111.4 110.8 110.5
6歳0ヶ月
〜6ヶ月
未満
20.56 20.05 20.04 19.66 114.9 114.9 113.8 113.7

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの目

小さいものや遠くのものもかなり見えるようになり、興味のあるものを見つけるようになります。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの耳

好きな音にじっと聴き入ったり、嫌いな音にはびっくりしたりと聞き分ける力がついてきます。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの口

何でも口に入れてなめるようになります。食器やスプーン以外にもオモチャなどの清潔を心がけ、危険なものは近くに置かないように。話しかけると「アー」などといって、答えるようにもなってきます。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの首

首がすわり始め、4か月過ぎにはほとんどの赤ちゃんの首がしっかりしてきます。6か月近くになると、腹ばいにさせると頭を持ち上げるようになり、あたりを見まわすような動作も見られます。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの歯

早い子だと、6ヶ月目ぐらいで歯が生え始める赤ちゃんもいます。虫歯にならないように注意しましょう。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの手

動きが活発になり、指しゃぶりも上手になります。6ヶ月になると、ものをつかむようにもなり、何でも手当たり次第に口に入れてしまうことがあります。赤ちやんの行動範囲内に危険なものを置かないように注意しましょう。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの背中

背筋も強くなってきて、うつ伏せにすると、背中を丸めたり、頭を持ち上げることができるようになります。

寝返り・おすわり期の赤ちゃんの足

腹ばいにすると、足をバタバタさせる赤ちゃんもいます。6ヶ月になると、足の力がつき、支えて立たせると、ピョンピョンと蹴るような動作をします。

寝返り・おすわり期の発達の目安(70%以上ができる)

●あおむけで顔を向ける(〜4か月)
●手をのばしてものをつかむ(5か月〜)
●両手を持って上体を起こすと頭がついてくる(3〜5か月半)
●ひざの上で足をつっぱる(〜3か月半)
●胸をそらす(3〜5か月半)
●首がすわる(3〜6か月)
●ものに手をのばす(4〜6か月)
●寝返りをうつ(5か月〜)
●小さなものをじっと見つめる(3〜5か月半)

寝返り・おすわり期に注意したいケガや事故

  • 寝返りして、ベッドや家具の角にぶつかる
  • ベッドから落ちる
  • おすわりしていて後ろに倒れる
  • 浴槽でおぼれる
  • ポットや蚊取線香、たばこにふれてやけどをする
  • 寝返りして、ベランダや階段から落ちる

寝返り・おすわり期の生活のリズム

昼と夜の区別がついてくる時期です。4ヶ月を過ぎると、授乳回数も1日4〜5回で、もう夜中の授乳はなくなり、睡眠時間は1日15時間くらいになります。夜はよく眠り、3回ほど昼寝をしますがあとは起きています。この生活のリズムをしっかり守るように、夜寝るときの服(パジャマ)と昼間の服を替えてあげたり、朝になったら「おはよう」と声をかけてあげたりと、いろいろ工夫してみましょう。首がすわってきたら、おんぶをしたりたて抱きにして昼間は外に出てみましょう。たて抱きにすると、目線が高くなり、視野が広がってきますから、赤ちゃんはたて抱きが大好き。好奇心がでてくる時期でもありますから、買い物や散歩にどんどん連れて行ってあげましょう。

思いきり運動できるような空間をつくってあげることも大切です。昼間活発に運動すると夜もよく眠り、生活全体のリズムができてきます。

健診は必ず受けましょう

1ヶ月健診では、おもにお母さんの体力の回復をチェックしましたが、この3、4ヶ月健診は、赤ちゃんのからだの成長を中心に診ます。首のすわり、股関節脱臼、斜頸、聴覚や視覚に異常がないかどうかなどをチェックします。

日常生活での疑問点や悩みの相談にものってくれますし、指導もしてくれます。必ず受けるようにしましょう。

ほかの赤ちゃんやお母さんに会う機会でもありますが、この時期は成長の個人差が激しいときでもありますから、あまりほかの赤ちゃんと比べるようなことはやめましょう。

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寝返り・おすわり期の育児のポイント

<身のまわりに注意>

何でも口にものを持ってきて舐めることが多くなりますが、これは赤ちゃんの成長に欠かせないこと。暖かく見守ってあげましょう。ミトンなどをはめて舐めさせないようにする必要はありません。それより注意したいのは、口に入れても大丈夫なようにオモチャなどは清潔にしてあげること。そして、危険なものは近くに置かないことです。

<自由に動ける服装に>

動きが活発になりますから、ベビードレスはもう卒業して、手足がよく動かせるゆったりとした服を着せてあげましょう。肌に直接当たるものは汗をよく吸う綿100%のものがいいでしょう。夜と昼の生活にメリハリをつける意味で、夜はパジャマに着替えることも大切です。

<清潔を保ちましょう>

赤ちゃんの活動が活発になると、皮膚が汚れやすくなります。入浴などでいつも皮膚を清潔にしてあげましょう。爪もよくのびてきます。週に1度は爪を切るようにしましょう。

<予防接種を受けましょう>

3、4か月健診が終わると、保健所から予防接種の通知がきますから、見落とさないようにしましょう。特に集団接種でないと受けにくいポリオの生ワクチン投与と、比較的早く行なわれるツベルクリン反応とBCG接種は、体調がよければなるべく早く受けましょう。

ほかの予防接種の通知はまだ届きませんが、かかりつけの医師と相談して早めに計画を立てておきましょう。

<離乳食を始めましょう>

4ヶ月頃、よだれがたくさん出始め、口をもぐもぐさせていたら、そろそろ離乳を始めましょう。初めは果汁、次に味噌汁の上澄みをスプーンで1さじ〜2さじ程度から与えます。便の様子や赤ちゃんの健康状態、機嫌のよしあしを見ながら、毎日飲ませる量を少しずつ増やしていきましょう。もし、赤ちゃんが嫌がったら、無理強いはしないようにしましょう。

味は自然のままの昆布、カツオ、煮干しだしで調理し、最初から薄味に慣らしておくといいでしょう。

5ヶ月を過ぎたら、今度はドロドロの離乳食を1日1回、ひと口から始めましょう。喜んで食べるからといって、一度にたくさん食べさせたりすると、飽きてしまったり下痢をしたりして体調を崩しやすいので、あせらず毎日量を増やしていくことが大切です。消化がよく飲み込みやすいもの、刺激の少ないものを選んで、うまく離乳食を進めましょう。

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