あしたばに含まれる栄養成分や健康効果と抗がん作用を活かす食べ方

肺がんや肝臓がんなど、早期発見も治療も難しいがんを抑える食品として、セリ科の野菜が注目されています。その中でも、すぐれたがん抑制効果があるとして 期待されているのがアシタバです。

明日葉は房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生する植物で、全国的にはあまり知られておらず、関東圏の地域に限って非常に馴染みの深い植物といえるでしょう。

今回はそんな知る人ぞ知る「アシタバ」について解説していきたいと思います。

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あしたばに含まれる栄養成分

アシタバの成分と効用

栄養成分 はたらき
 カルコン がんの予防
 クマリン がんの予防
β-カロテン がんの予防
ルテオリン  新陳代謝を促進する
 ビタミンB がんの予防
 ビタミンC がんの予防
クロロフィル がんの予防
食物繊維 がんの予防
ゲルマニウム 血液をきれいにする

アシタバ50g中の主な栄養成分

※常用量=50gの栄養成分値

栄養成分 含有量
カロテン 2650μg(2.65mg)
 ビタミンC 20.5mg
食物繊維 2.8g
ビタミンB2 0.12mg
0.5mg

アシタバはカロテンのほかに、ビタミンB2・C・鉄も多く含んでいます。中でもカロテンは抜きん出て多くトップレベルの植物です。

ビタミンB2は、体のサビを作るもととなる過酸化脂質の害を防ぎ、細胞の再生も助ける働きをする栄養素です。

そのほか、アシタバには独特の微量栄養成分として、抗がん作用のあるカルコン、クマリン、血液浄化作用のあるゲルマニウム、新陳代謝を促すルテオリンなどが含まれています。

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あしたばに含まれる栄養成分の健康効果

アシタバの茎を折ると、黄色い汁が出てきますが、この汁の主成分であるカルコンとクマリンという栄養素に、がんを抑える効果があります。

カルコン

皮膚がんの発生を抑える

がんの発生過程には、プロモーター(発がん促進物質)が絡んでいます。体内には日々、発がんを促進する様々なプロモーターが入ってきますが、カルコンにはこのプロモーターの働きを阻害して、細胞のがん化を抑制する働きがあるのです。このことは実験でも証明されています。明治薬科大学の奥山徹教授らが、カルコンが生体内で及ぼす影響を、マウスを使って実験したところ、皮膚がんの発生が抑制されるという実験結果が得られました。

クマリン

肺がんの発生を抑える

クマリンについてはまだ研究段階です が、カルコンとほぼ同様の効果が認められています。カルコンとクマリンは、ともに肺がんを促進する物質の活性を抑える働 きがあることもわかってきています。

このほか、アシタバにはがんの抑制に有効なβ-カロテン、ビタミンB2・C、クロロフイル、食物繊維や血液をきれいにするゲルマニウム、新陳代謝を促進するルテオリンなども豊富に含まれています。

あしたばの抗がん作用を活かす食べ方

茹ですぎないことがポイント

ビタミン類は熱に弱いので、茹ですぎないように注意しましょう。カルコンとク マリンは加熱しても影響はありません。

おひたしやゴマ和え、ミソ汁の具などによく使います。レモン汁や、梅肉など、酸味と組み合わせるとクセを消せます。

少量を食べ続けよう

どれだけ食べればがんの予防に効果的か、明確な数字は出ていません。どのみちそれほど大量に食べられるものではないので、量にこだわるよりも、毎日食べ続けることのほうが大切です。目安としては、1日50g程度が適当です。このぐらいの量であれば、無理なく、美味しく食べることができるでしょう。

食べやすい天ぷら

おひたしや和え物にすることが多いですが、天ぷらにするとクセがなく、食べやすくなります。

①卵1/2個分に、冷水を加えて1カップになるようにする。これをボウルに入れて、薄力粉1カ ップをサックリと混ぜ合わせて衣をつくる。

②アシタバに衣をつけて、中温に熱 した天ぷら油でカラリと揚げる。

③醤油のほかに、レモンのしぼり汁をかけると、がん予防の効果をより高める。

まとめ

今回は主に関東エリアで食べられている植物「アシタバ」について解説いたしました。カルコンやクマリンといった独特の微量栄養成分を含んでいるなど、健康効果の面で魅力的な食材です。スーパー等で見かけたときは是非手にとって頂きたい野菜の一つです。

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