筋萎縮性側索硬化症ALSの症状とは?原因やリハビリの内容は?

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、筋肉を動かすように命令を伝える神経(運動神経細胞)が障害を受けて起こる病気です。知能などは維持されますが寝たきりになることもある重篤な難病です。今回は筋萎縮性側索硬化症について解説いたします。

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筋萎縮性側索硬化症ALSとはどのような症状の病気なのか?

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は50〜60歳代の男性に多くみられる病気で、手足や喉、舌の筋肉が痩せていき、全身の筋力が低下していく病気です。進行性の病気で予後不良です。急速に進行する場合もあります。

ひじから手指に向けての筋肉は衰えて細くなり、力もなく、指先の動きも鈍くなります。のどの筋力も低下するので、話しにくく、噛下障害(飲み込みにくい)、さらに全身の筋肉が衰えると、歩行困難から、寝たきりになって、呼吸も十分にできなくなります。

しかし症状が進行しても破壊されるのは運動神経だけで、知能や感覚、視力、聴力、内臓機能などは損なわれることがありません。

【症状】

  • 筋萎縮:四肢の筋肉がやせ細る
  • 筋力低下:力が入らなくなる
  • 攣縮:手足がけいれんしてピクピクする
  • 嚥下障害:食べものや水分が飲み込みにくくなる
  • 構音障害:舌がもつれて言葉がはっきりしない
  • 開口不全:口が開かなくなる
  • 步行困難
  • 呼吸困難

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筋萎縮性側索硬化症ALSはどのような原因で発症するのか?

筋萎縮性側索硬化症(ALS)の原因は明らかでなく、治療費の一部は公費からの助成が受けられる指定難病のひとつになっています。多くの場合は遺伝しません。

【原因】

  • 不明

筋萎縮性側索硬化症ALSはどのようなリハビリを行うのか?

筋萎縮性側索硬化症(ALS)には根本的治療法はありません。生活障害が強く、医療処置を必要とします。

症状が改善することがないため、進行を遅らせる興奮性神経伝達物質(リルゾール)という薬を使用します。心の安定を保つためには睡眠薬や精神安定薬を使用します。痛みに対して鎮痛剤、末期では緩和医療を行います。

生活面では、食物の飲み込みやすい調理や食べ方の工夫、呼吸しやすいように鼻マスクの使用や気管切開、人工呼吸器装着、非侵襲的陽圧換気療法(NIPPV)、言語障害にはコミュニケーション障害支援機器を活用する場合もあります。

言葉が発せられず、嚥下障害が強い場合には食物形態の工夫や食事、嚥下の仕方に注意が必要です。希望があれば胃に直接栄養を流し込むための胃瘻を作ります(経皮内視鏡的胃瘻造設術、PEG)。呼吸苦に対しては、末期では麻薬(緩和医療)を使用します。

まとめ

今回はALSの名で知られる筋萎縮性側索硬化症について解説いたしました。寝たきりになることもある難病で、発症後はきめ細かい介護が必要になり、生涯つきあっていかなくてはならない病気です。今回の記事が理解を深めていただけるきっかけになれば幸いです。

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